一見したところ、ポカリやアクエリアス系のスポーツドリンクのようなものかと思っていましたが、「水のようにクセのないおいしさです」という表示が目に入ったので、興味津々で購入してみました。
発売元は味の素ゼネラルフーズで、あの「コ~ヒ~ギフトはエ~ジ~エフ♪」のCMでおなじみの会社です。
去年から発売されているようですが、私がよく行くコンビニでは見かけなかったので見逃していました。
パッケージには「Wトクホ」と目立つ文字で書かれています。
「腸内環境を整える」
ダイエットを意識している方々にはとても嬉しい2つの効果が期待できるようですね。
トクホの表示をするための関与成分は「コーヒー豆マンノオリゴ糖」という成分のようですが、この成分が鍵になるようです。
「アシストウォーター」には、どのような効果が期待できるのか、その仕組みと、実際に飲んだり、他のミネラルウォーターと比較したりした感想をまとめてみたいと思います。
目次
アシストウォーターの原材料
まず、アシストウォーターの原材料を確認してみましょう。
原材料は、関与成分の「コーヒー豆マンノオリゴ糖」のみと、とてもシンプルです。
アシストウォーターの栄養成分
次に栄養成分を見てみましょう。
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:4.1g
-糖質:2.2g
-食物繊維:1.9g
食塩相当量:0g
関与成分 コーヒー豆マンノオリゴ糖:3.0g
(マンノビオースとして)
カフェイン:0g
普通のミネラルウォーターは0kcalという商品がほとんどだと思いますが、アシストウォーターは1本500mlで12.6kcalあります。
炭水化物も4.1gあり、糖質も2.2gありますが、原材料が「コーヒー豆マンノオリゴ糖」という「オリゴ糖」ですから、糖質があるのも何となく納得できますよね。
しかし、カロリーや糖質を考えると、何も含まれていないミネラルウォーターを飲んだ方がダイエットには良さそうですが、アシストウォーターには、最初に書いたように「脂肪の吸収を抑える」ことと、「腸内環境を整える」という効果が期待できます。
それでは、これらの効果について調べてみましょう。
コーヒー豆マンノオリゴ糖とは?
アシストウォーターの関与成分である「コーヒー豆マンノオリゴ糖」とはどういったものなのでしょうか?
コーヒー豆マンノオリゴ糖はコーヒーを抽出した後の豆から取り出したオリゴ糖
現在、オリゴ糖には、フラクトオリゴ糖や大豆オリゴ糖など10種類ありますが、コーヒー豆マンノオリゴ糖は、コーヒーを抽出した後に、言わばコーヒー豆カスを加熱・分解後に精製して取り出したものです。
つまり、普通に飲んでいるコーヒーにはコーヒー豆マンノオリゴ糖はあまり含まれていません。
インスタントコーヒーには平均4%だと言われています。
ですから、コーヒー豆マンノオリゴ糖を意識して摂取しようと思えば、コーヒーではなく、コーヒー豆マンノオリゴ糖が入ったドリンクを飲む必要があります。
コーヒー豆マンノオリゴ糖の機能性
トクホとして認可を受けている「コーヒー豆マンノオリゴ糖」にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
体脂肪低減作用
パッケージにも書かれていましたが、1つは「脂肪の吸収を抑える」という効果があるようです。
様々な臨床試験のデータから、コーヒー豆マンノオリゴ糖には脂肪の吸収を抑える効果があると考えられていて、以下にその臨床試験の結果を引用します。
資料の中で「コーヒー豆オリゴ糖」と表記されている所もありますが、「コーヒー豆マンノオリゴ糖」のことです。
脂肪吸収の抑制効果
コーヒー豆マンノオリゴ糖(3000mg)入りコーヒー飲料を1日1回、1週間飲用したところ、排泄される脂肪を増加させることがわかりました。
被験者:健康な成人男性8名
以下のグラフは、高脂肪食(含有脂肪量40g)とコーヒー豆マンノオリゴ糖(3000mg)の摂取前から摂取後の血中中性脂肪の推移をグラフにしてものです。
食後2時間ぐらい経過したあたりから、コーヒー豆マンノオリゴ糖を摂取したグループ(緑色のグラフ)の方が血液中の中性脂肪の量が少なくなっている事が分かります。
この事から、コーヒー豆マンノオリゴ糖は小腸での脂肪の吸収を抑える働きがあるのではないかと考えられる訳です。
6時間後には血中中性脂肪の値が逆転している?
しかし、ここで少し疑問が出てきました。
上のグラフを見ると、確かに2~5時間後では、コーヒー豆マンノオリゴ糖を摂取したグループの血中中性脂肪の値は低くなっていますが、6時間後(360分)の時点では逆転しています。
これについては、どのような理由なのかの説明が書かれていませんので、はっきりした事は分かりませんが、6時間後には結局同じ値になっているのであれば、効果がでているのは数時間ということになりますので、長期的に考えて効果があると言えるのかどうか、少し疑問に感じるところではあります。
内臓脂肪面積の低減効果
先ほどの試験は脂肪の吸収を抑制する効果についてでしたが、コーヒー豆マンノオリゴ糖には、すでに身体についている内臓脂肪を減らす効果も期待できるようです。
その実験結果を以下に引用します。
被験者:健康な成人男女48名
以下は、コーヒー豆マンノオリゴ糖(3000mg)入りコーヒー飲料を1日1回、12週間継続飲用した後の腹部の内臓脂肪面積の変化をグラフにしたものです。
コーヒー豆マンノオリゴ糖が入っていないコーヒー飲料を飲んだ被験者の12週間後の内臓脂肪面積が増加しているのに対して、コーヒー豆マンノオリゴ糖入りのコーヒー飲料を飲んだ被験者(オレンジ色)は、脂肪面積が減少しているのが分かります。
この試験結果から、コーヒー豆マンノオリゴ糖には、すでに身体に蓄積されている内臓脂肪を減少させる効果があるのではないかと期待されます。
腸内環境を整える
次に、整腸作用についての試験データも確認してみましょう。
オリゴ糖の特徴の一つに、「難消化性」が挙げられますが、このコーヒー豆マンノオリゴ糖も、口から摂取してほとんど消化されずに小腸の粘膜にまで到達する事が試験データから分かります。
コーヒーオリゴ糖の消化性試験
マルトースという麦芽糖は小腸の粘膜ではほとんど残っていませんが、コーヒー豆マンノオリゴ糖(オレンジ色)はほとんど残っている事が分かります。
消化されずに小腸まで到達したコーヒー豆マンノオリゴ糖は、大腸でビフィズス菌などの善玉菌のエサになり、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌には食べられないという特徴があるようです。
善玉菌が増えるということは、腸内環境を整えることに繋がります。
お通じの改善効果
腸内環境が整うということは、便秘の解消にも効果が期待できるという事です。
次のグラフは、コーヒー豆マンノオリゴ糖を摂取することによって、排便日数および排便回数にどのような変化があるかを示したものになります。
コーヒー豆マンノオリゴ糖を1日1g、2週間に渡って摂取したところ、全く摂取しなかった被験者(対照)に比べて、排便日数も排便回数も増えていることが分かります。
また、摂取量を1日3gに増やすと、更に改善することも分かりました。
これらの事から、コーヒー豆マンノオリゴ糖の摂取により、善玉菌の数が増え、腸の動きが活発になり、お通じの改善に役に立つという事が分かりますね。
アシストウォーターの口コミ・評判
次に、アシストウォーターを実際に試した方々の口コミを紹介したいと思います。

○腸内環境が整ったせいか、ものすごく気になるガスの臭いがほとんどなくなってしまいました。
○水のようで味も気にならないので飲みやすいです。毎日欠かさず飲んでます。
○普通のミネラルウォーターよりも飲み易いです。
○説明するのはは難しいのですが、味はほとんど水です。まろやかな硬水といった感じでしょうか。腸内環境にいいと思って飲んでいます。便の出がいい気がします。
○他の方々が書かれているように甘みが若干感じられます。水の代わりに飲むことはできますが、水そのものとして飲むには少し違う感じです。コーヒーの香りは殆ど私には分かりませんでした。
○硬水飲んでいると思えば味は気にならないと思います。そもそも硬水が嫌いな方は難しいと思いますが…整腸作用確かにあります。

●少しカロリーの高そうな食事の時を中心に、1日1本を飲んでみました。効果はよくわかりません。
体脂肪率も変化なし。若干お通じが良くなったような気もしますが、水を飲んでも同じ効果だったのじゃないでしょうか。
●ヨーグルトのホエーの酸味のような風味に嫌な苦みを足した味でおいしくないです 脂肪が減ると天秤にかけても注文しない。
味について
水と変わらず飲みやすいという意見もあれば、水と全く同じではなく甘味や苦味を感じる方もいて、人によって様々です。
その味を「飲める」と判断するか「不味い」と判断するかは、やはり飲んでみないと分からないので、まずは1本購入して飲んでみる必要があるようです。
効果について
飲み続けることで、実際にお通じの改善に効果を感じていらっしゃる方もいるようですから、腸内環境を整えるという点では期待ができそうです。
しかし、体脂肪の減少についてハッキリとアシストウォーターの効果と書かれている人はいませんでしたので、そちらの効果は期待できないのか、もしくは、体脂肪を実感するには長期的に飲む必要があるのかもしれないと感じました。
価格について
私はスーパーで170円(税込)で購入しましたが、アマゾンや楽天では、24本入りで3200~3800円(1本133~158円)ぐらいの価格で販売されているようなので、大量に購入する際にはネット注文が得になるようです。
アシストウォーターを飲んだ感想
実際にアシストウォーターを飲んだり、他のミネラルウォーターと比較したりしてみました。
アシストウォーターは無臭だが少し味がある
コップにうつしてみましたが、香りは、あまり感じませんし、色も普通の水です。
飲んでみて、普通の水よりも硬水のようなまろやかさを感じました。
そして、何となく何かが混ざっている味を感じます。
それがはっきり何で、どんな味なのかは分かりませんが、美味しくないという程ではなく、逆に甘過ぎることもないので、水と変わらず飲めると思いました。
他のミネラルウォーターと飲み比べると違いが分かりやすい
アシストウォーターだけを飲んでいては分からないので、他のミネラルウォーターと比較してみることにしました。
用意したのは、「いろはす」と「南アルプスの天然水」です。
アシストウォーターだけを飲んでいる時には気づきませんでしたが、この2種類と比べると、アシストウォーターはミネラルウォーターとはちょっと違うなと感じます。
見た目は同じですが、「南アルプスの天然水」は喉越しがよく、するするっと入っていきます。
それに対して「アシストウォーター」は独特のクセとまろやかさがあり、ゴクゴクとは飲めない感じです。
そして、「いろはす」もアシストウォーターに近い触感を感じましたが、アシストウォーターのような味はありません。
私は、どれも普通に飲めると思いましたが、家族にも飲み比べしてもらったところ、2人はアシストウォーターは美味しくない、「これは水じゃない」とはっきり言われました。
1人は「南アルプスの天然水」が一番美味しいと言い、もう1人は「いろはす」が美味しかったと言っていた一方で、別の1人は「アシストウォーター」は甘味があって美味しいと評価しました。
水として飲むと違和感を感じるかもしれませんが、水ではない別の飲み物として飲むと、それほど違和感を感じないのかもしれません。
このように、家族の中でも意見が分かれましたので、レビューにあったように人によって判断は様々だと思います。
「アシストウォーター」は「清涼飲料水」であって「ミネラルウォーター」ではない
原材料の表示を見ていて気付いたことですが、「南アルプスの天然水」と「いろはす」の品名が「ナチュラルミネラルウォーター」であるのに対して、「アシストウォーター」の品名は「清涼飲料水」となっています。


「アシストウォーター」
ここで、ミネラルウォーターの定義について確認しておきます。
農林水産省のガイドラインによると、ミネラルウォーターと表示するためには、以下の基準があるようです。
出典:農林水産省「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」(1990.3.30)
ミネラルウォーターは、「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」「ボトルドウォーター」という4種類に分けられるようです。
「ナチュラルウォーター」:特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的、化学的な処理を行っていないもの。
「ナチュラルミネラルウォーター」:「ナチュラルウォーター」の中でも、ミネラルをもともと含む地下水を原水とした水。処理方法はナチュラルウォーターと同じく、沈殿、ろ過、加熱殺菌に限る。
「ミネラルウォーター」:「ナチュラルミネラルウォーター」の中でも、品質を安定させるためにミネラルの調整やばっ気、複数のナチュラルミネラルウォーター混合、紫外線やオゾンによる殺菌、除菌などの処理を行っているもの。
「ボトルドウォーター」:上記以外の飲料水。例えば、純水、蒸留水、水道水など。処理方法の制限はない。
スーパーなどで、専用の容器を購入して安く水を持って帰れる機械がありますが、あれは純水である事が多いようです。
純水というのは、高精度ろ過を行うことで、微生物や土砂などはもちろんのこと、ミネラルウォーターとしての条件であるミネラル分などさまざまな不純物を取り除いたお水です。
よく「RO水」という水を目にすることもあると思いますが、「RO水」はROろ過を施した純水になりますので、水道水に含まれる消毒の成分や、天然水に含まれるミネラルなどの不純物が含まれておらず、ミネラルウォーターではありません。
「アシストウォーター」は、上記の4種類のミネラルウォーター類に含まれない、「清涼飲料水」という分類になります。
「清涼飲料水」というのは、乳製品・アルコール以外の全ての飲み物のことをいいます。
という事は、「ミネラルウォーター」も「清涼飲料水」になりそうですが、先ほども書いたように、「ミネラルウォーター」と表示するためには、様々な制限があります。
「水」以外のものが添加されていては、「ミネラルウォーター」とは呼べないということです。
「アシストウォーター」には「コーヒー豆マンノオリゴ糖」という成分が添加されていますので、「ミネラルウォーター」ではなく「清涼飲料水」の分類になるということです。
ちなみに、今回比較した「いろはす」は水だけで作られているものでしたが、このシリーズには「いろはす みかん」のように味のついているシリーズもあります。
それら味のついているものは「清涼飲料水」に分類されます。
水の味にこだわりのある人には「アシストウォーター」はおススメできない?
以上のような事から、「アシストウォーター」は水に近いけれども、ミネラルウォーター類ではないことが分かります。
私のように味にこだわりのない人は気にならないかもしれませんが、普段からミネラルウォーターを飲みなれている方や、味にこだわりのある方は、「アシストウォーター」を同じように「水」として飲むと、違和感を感じてしまうように思います。
そういった方々が取り入れる場合には、ダイエットのために摂取する水とは全くの別物と考えて摂取された方が良いかもしれません。
アシストウォーターはあくまでもダイエットをアシストするもの
私はお茶の代わりにおやつに合わせて飲むのも大丈夫でした。
「アシストウォーター」は、ダイエット中の方や脂肪を減らしたいと思っている方にとって、とても有難い成分である「コーヒー豆マンノオリゴ糖」が含まれています。
しかし、臨床試験のグラフの所でも書いたように、これが全ての人に効果があるかどうか、長期的にみて効果があるのかどうかについて、少し疑問が残る部分があります。
被験者は数人~数十人という極少数の人数ですから、これが本当に全ての人に効果があるかどうかは何とも言えませんね。
しかし、これらの事は他のダイエットサプリなどにも言える事ですね。
普通のミネラルウォーターより数十円高くても、ダイエットの効果が期待できそうと思って飲む方がいらっしゃると思いますが、油っこい食事や、糖質の多い食事と食べ続けたり、運動を全くしなければ、理想の体重、体型にはなかなか辿り着くことはできないと思います。
アシストウォーターは、その名の通り「アシスト」するだけであって、これだけを飲んでいれば痩せると言う事はありませんから、普段の食生活に気を配り、運動を取り入れる事を心がける必要がありそうです。
コメントを残す