それが、九州産の野菜を贅沢に使った青汁「贅菜」(ぜいさい)です。
九州産の野菜を丸ごと粉砕して作られたという商品ですが、栄養価や飲みやすさ、他の青汁商品とコストパフォーマンスについて比較し記事にまとめました。
目次
原材料と栄養成分
まず原材料と栄養成分から確認してみましょう。
原材料
原材料はこのようになっています。
有機大麦若葉が一番最初に書かれているので、これが一番配合量が多い食材だと思います。
また、野菜だけで作られていると思いましたが、イソマルオリゴ糖や難消化性デキストリンも配合されています。
「大麦若葉」の効能
大麦若葉には様々な効能があります。
- SOD酵素が豊富に含まれていて、糖尿病や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病を予防改善
- 食物繊維が豊富に含まれているため、コレステロールや中性脂肪の排出を促す
- カリウムによりむくみが改善
- カルシウムにより血行が良くなり冷え症が改善
血糖値の急上昇を抑えてくれることで肥満防止に繋がり、便秘改善・むくみや冷え症の解消は、体内の老廃物を排出することに繋がり、結果的に身体がスッキリするダイエットが期待できそうです。
イソマルオリゴ糖の効能
イソマルトオリゴ糖は、その名の通りオリゴ糖の一種で、清酒、みりん、味噌、醤油などの発酵食品や、蜂蜜などに天然成分として含まれています。
砂糖よりはローカロリーではあるものの他のオリゴ糖よりはカロリーがあります。
また、他のオリゴ糖が全く消化吸収されないのと違って、一部消化性であるため、胃や腸で一部は消化吸収されてしまうという面があります。
しかし、大腸でビフィズス菌のエサになり腸内環境を整えることに役立ってくれるので、便秘改善などの効果が期待できそうです。
難消化性デキストリン効能
難消化性デキストリンは、ダイエット中の方はかなり馴染みの成分になっているのではないでしょうか。
食物繊維の一種で、その名の通り消化されにくいため、胃や小腸で消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などのエサになり腸内環境を整えてくれます。
また、血糖値の急上昇、中性脂肪の上昇を抑えてくれる効果があるため、多くのダイエット関連商品に配合されています。
栄養成分
次に1袋(3g)あたりの栄養成分です。
同じ量の栄養素を野菜で摂取する場合の量も合わせて表にまとめました。
含有量 | 野菜に換算した場合の量 | |
---|---|---|
エネルギー | 9kcal | |
たんぱく質 | 0.4g | |
脂質 | 0.1g | |
糖質 | 1.0g | |
食物繊維 | 1.2g | レタス約1/2個分(約110g) |
ナトリウム | 0.8mg | |
鉄 | 0.6mg | ほうれん草約1株分(約25g分) |
カルシウム | 11.2mg | ピーマン約3.5個分(約100g) |
カリウム | 83.7mg | |
マグネシウム | 3.7mg | |
ビタミンB1 | 0.01mg | 小松菜約1/2株分(約15g分) |
ビタミンB2 | 0.03mg | チンゲン菜約1/2株(約50g) |
ビタミンE | 0.1mg | セロリ約1/2本分(約50g) |
β‐カロテン | 72.6μg | |
葉酸 | 13.8μg | トマト約2/3個分(約70g) |
ビタミンK | 44.4μg | |
食塩相当量 | 0.0g |
このようにしてみると、ほうれん草1株分の鉄分が配合されているなど、野菜だけで同じ量の栄養を摂取するのは難しいということが分かりますので、1袋にこれだけの量の栄養素が含まれていて一度に摂取できるのは手軽で助かると感じます。
日本人は野菜不足
野菜が苦手で野菜不足が気になっている人、野菜は好きだけれど野菜の高値が続く時には食べたくても野菜が食べられないという人も多いのではないでしょうか。
そんな時に青汁は手軽に摂取できて栄養豊富な商品です。
厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量は、成人1人あたり350g以上と言われています。
以下は、厚生労働省が実施した平成28年「国民健康・栄養調査」の結果です。
野菜摂取量の平均が男女ともに年々減少しているのが分かります。
10年前に比べると野菜の摂取量は30g程も減少しています。
また、次の資料は野菜摂取量の平均値を年代別にグラフにしたものですが、全ての年代で推奨される摂取量350gを下回っていることが分かります。
特に20代は最も低く、平均で100g野菜が不足している状態です。
しかし、野菜を摂取したくても、天候による野菜の不作により野菜を継続的に必要な量摂取するのが難しい状況になる事もあります。
そのような時にも「贅菜」のように野菜をそのまま使って作られた青汁は栄養価も高く手軽に生活に取り入れることができます。
「贅菜」は有機JASマーク付き、香料・着色料無添加で安心して飲める
「贅菜」の主原料である大麦若葉は大分県の有機JAS認定の畑で栽培されたものだけを使用しているそうです。
また、パッケージにも書いてありますが、香料・着色料無添加というのも安心して飲めるポイントだと思います。
贅菜のコストパフォーマンスは良い?悪い?
「贅菜」は1箱60袋入りで税込3800円です。
1袋あたり約64円ということになります。
この価格は他の青汁商品と比べて高いのか安いのかを比較してみます。
1箱の価格(税込) | 1箱の入り数 | 1袋あたりの単価 | 1袋あたりの量 | |
---|---|---|---|---|
贅菜 (親日配薬品) |
3800円 | 60 | 約64円 | 3g |
極の青汁 (サントリー) |
3500円 (定期コース) |
30 | 約117円 | 3.3g |
ふるさと青汁 (マイケア) |
3694円 (定期コース) |
30 | 約123円 | 3g |
本搾り青汁 ベーシック (ファンケル) |
2619円 (定期コース) |
30 | 約87円 | 4.5g |
えがおの青汁 (えがお) |
2786円 (定期コース) |
31 | 約90円 | 3.5g |
緑効青汁 (アサヒ緑健) |
9980円 | 90 | 約111円 | 3.5g |
青汁三昧 (テレビショッピング研究所) |
3000円 (定期コース) |
60 | 約50円 | 3.3g |
はちみつ青汁 (キューサイ) |
3518円 (定期コース) |
30 | 約117円 | 7g |
1袋の配合量が違うので一概には言えませんが、1袋の単価が100円以上する商品がいくつもある中で贅菜はかなりコスパが良い方であると考えられます。
特に1箱30袋入りの商品が多い中で、1箱60袋入りという容量の多さは購入の手間などを考えると嬉しい点ではないでしょうか
贅菜の味
実際に「贅菜」を飲んでみました。
中身はこのような個包装になっています。
開封して見ると、着色料などを使っていなくても濃い緑色をしていると感じました。
飲み方は、水かぬるま湯、牛乳など80~100mlに溶かして飲むように書かれています。
ここからは色々な飲み方で味を確かめてみます。
水に溶かして飲む
まずは普通に水に溶かして飲んでみます。
そのままでは溶けないのでスプーンでグルグルとかき混ぜます。
かなり濃い緑色になりました。
飲んでみると、野菜独特の香りや風味は抑えられているので、苦すぎて飲めないという事は全くありません。
ただ、甘さはほとんど無いので、飲みやすさを考えると、普段あまり野菜を摂取していない人、青汁を初めて飲む人にとっては、飲みづらさを感じるのではないかと感じました。
牛乳・豆乳に溶かして飲む
次は牛乳と豆乳に混ぜてみます。


水と同じくスプーンでしばらくグルグルとかき混ぜました。


甘さがない分、味はどうかと思っていましたが、水の時と同じく野菜臭さは全く感じませんでした。
水の時とは違って抹茶の風味に近いとも感じましたので、青汁を飲みなれていない人は、水よりは飲みやすくなるのではないかと思います。
私は砂糖などの甘味をつけなくても十分美味しく飲めました。
飲み方に「ハチミツ」等を加えても美味しく飲めると書かれていましたが、ハチミツがなかったので、冷蔵庫にあった「しょうがペースト」を試しに混ぜてみました。
贅菜の味を邪魔することなく、しょうがのピりっとした味がアクセントになり、冷え症などにも良いのではないかと思います。
はちみつなどのフレーバーは、単調な味に飽きてきた時のアレンジになるのではないでしょうか。
甘酒に溶かして飲む
ちょうど甘酒があったので「贅菜」を混ぜてみました。
甘酒の甘さがある分、牛乳や豆乳に比べると甘さがくどく感じますが、牛乳や豆乳では甘さが足りないという方は甘酒がちょうどいいのではないかと思います。
炭酸水に溶かして飲む
次に味や甘さのない炭酸水で試してみました。
スプーンでぐるぐるかき混ぜると、一気に泡立つので少しずつかき混ぜるのがポイントです。
甘さのない炭酸水でしたが、牛乳や豆乳、甘酒よりもさっぱり飲めて喉越し良く感じました。
夏の暑い日などは、牛乳などよりも炭酸水の方がすっきり飲めるかもしれません。
ヨーグルトに混ぜる
次はヨーグルトに混ぜてみました。
無糖のヨーグルトでしたが、贅菜にほんのり甘さがあるのでそのままで十分美味しく食べる事ができます。
贅菜自体に野菜の臭みや苦味などがないので、フルーツやグラノーラを入れてアレンジもしやすいです。
実店舗以外にオンラインストアでも購入可能
「贅菜」は実店舗でしか購入できないと思っていましたが、コスモスのネット通販でも購入ができるようです。
アマゾンにもありましたが、1000円ぐらい高い値段で売られているようですので、購入するなら実店舗かネット通販で低下で購入するのが良さそうです。
また、お店によっては試飲をさせてくれるお店もあります。
「贅菜」は1箱60袋入りのサイズしかなく、少量のお試しパックなどはありませんので、気になる方はお店で味を確かめてから購入される事をおすすめします。
贅菜は家族全員で取り入れやすい
贅菜はコスパが良いことと、1箱の入り数が60本と多いため、家族で摂取しやすいのではないかと思います。
子どもでもヨーグルトに混ぜると美味しく食べられるようで、食事で生野菜の摂取が少ないと感じた時も贅菜を1袋飲んでいれば栄養補給になるという安心感があります。
大人にとっても、不足している野菜を補えるのはもちろんですが、加齢による身体の緩みや脂肪が気になる人にとってはダイエットに繋がるのではないでしょうか。
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