「キリン サプリ」シリーズは、これまでにも数種類販売されていますが、この『キリン サプリ リンゴ』は2018年8月に発売開始となった新商品です。
「体温維持」という文字が印象的です。
ダイエットに冷えは大敵であるというのは知られていると思いますが、どのように改善するか悩んでいる方も多いと思います。
冬はもちろん、エアコンを使用する機会の多い夏の方が特に冷えを感じる人が多いのではないでしょうか。
この『キリン サプリ リンゴ』は、どのようにして体温維持を実現してくれるのかを調べてみたいと思います。
目次
『キリン サプリ リンゴ』の原材料と栄養成分
『キリン サプリ リンゴ』の原材料と栄養成分を確認してみましょう。
【原材料】
【栄養成分】
1本500mlあたり
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:20g
食塩相当量:0.4g
モノグルコシルヘスペリジン:178㎎
原材料を見ると、ほとんど「砂糖類」や「甘味料」から作られているという印象です。
そのため、炭水化物量が20gと、1本でかなりの量になります。
20gはどのくらいの量になるのだろうかと思っていたところ、ちょうど冷凍庫にあったアイス1本分と同じ量でした。
写真は「セブンティーンアイス 紅芋&黒糖」の栄養成分です。
アイス1本分と同じ量の炭水化物が含まれているので、例えば、おやつに『キリン サプリ リンゴ』とアイスを1本食べれば、それだけで炭水化物の量は40gオーバーになってしまい、ダイエット中の人にとっては過剰摂取になってしまい、飲み方には注意が必要です
砂糖類に他に原材料として「ヘスペリジン」という材料がありますが、これが体温維持に関わっているようです。
この「モノグルコシルヘスペリジン」が添加されていることで『キリン サプリ リンゴ』は機能性表示食品となっています。
「モノグルコシルヘスペリジン」とは?
以前、ダイエットマルシェでは「モノグルコシルヘスペリジン」を使った伊藤園の『スタイリースパークリングレモン』を紹介しました。
その時には、「モノグルコシルヘスペリジン」は血中の中性脂肪を減らす効果があるということで配合されていました。
また、配合量についても、伊藤園の『スタイリースパークリングレモン』は340㎎ということで、『キリン サプリ リンゴ』の178gの2倍近く配合されていました。
この「モノグルコシルヘスペリジン」は中性脂肪を減らすだけでなく体温維持にも効果があるということでしょうか?
筋肉量の低下は冷えに繋がる
そもそも、冷え性の人は血管が細く収縮してしまい血液が通りにくくなっているために体の血液の巡りが悪くなっています。
特に末端部分である手足の指先は血管自体が細い毛細血管であり、血液が十分に行き渡らず、手先や足先だけが冷たい末端冷え性という方も多いのではないでしょうか。
このように血管が収縮してしまう原因としては、不眠、ストレス、自律神経の乱れなどいくつか考えられますが、ダイエット中の人にありがちなのが、筋肉量の低下です。
食事制限などのダイエットを行った結果、筋肉量が減少して身体の冷えに繋がる場合があります。
それは、筋肉が体の熱を作り出すのに大きな役割を果たしているからです。
筋肉量が低下すれば体温も下がりますし、基礎代謝も下がります。
基礎代謝というのは、じっとしていても消費されるエネルギーで、基礎代謝が下がれば摂取したカロリーの消費量も落ちて、痩せにくい体になってしまいます。
逆に、筋肉量がアップして、体温が上がり、基礎代謝もアップすれば、それだけカロリーを消費しやすくなり、痩せやすい体になるというわけです。
「モノグルコシルヘスペリジン」が血管を広げる物質の分泌を促進
今回紹介する「キリン サプリ リンゴ」は血管の筋肉にアプローチする商品になります。
血管は、血管平滑筋という筋肉の収縮もしくは弛緩により狭くなったり広くなったりするそうです。
出典:キリンサプリ
「モノグルコシルヘスペリジン」が血管平滑筋を弛緩させ、血管を広げる物質(一酸化窒素)の分泌を促進することで、血管が広がり血流を改善することができるというわけです。
「モノグルコシルヘスペリジン」は血管収縮を促す交感神経の活動を抑制する
また、「モノグルコシルヘスペリジン」は血管収縮を促す交感神経の活動を抑制し、血管が狭くなって血流が悪くなるのを抑える働きもあるようです。
このように、血管が狭くなったり広くなったりする動きに関与する血管平滑筋にアプローチしたり、血管を収縮させる交感神経に働きかけたりと、「モノグルコシルヘスペリジン」はダブルの働きで血管を広げる作用をサポートしてくれるのです。
「モノグルコシルヘスペリジン」は筋肉量をアップさせるわけではない
注意したいのは、「モノグルコシルヘスペリジン」は筋肉量をアップさせるわけではないということです。
あくまでも今ある筋肉にアプローチしたり、交感神経に作用するだけですから、筋肉量をアップさせたければ運動することが不可欠になります。
同じ「モノグルコシルヘスペリジン」なら伊藤園の方が含有量が多い
最初の方でも触れましたが、「モノグルコシルヘスペリジン」を含むドリンクとして伊藤園の『スタイリースパークリングレモン』を紹介しました。
伊藤園の『スタイリースパークリングレモン』は1本あたりの「モノグルコシルヘスペリジン」の量が340㎎で『キリン サプリ リンゴ』よりも多く、さらにカロリーは0kcal、炭水化物量は1.5~3.5gと『キリン サプリ リンゴ』よりもかなり少なく作られています。
同じ成分であれば、含有量が多く、カロリーや炭水化物量が低い伊藤園の『スタイリースパークリングレモン』を選んだ方がより効果が期待でき、ダイエット中の方も取り入れやすいのではないかと感じます。
『キリン サプリ リンゴ』を飲んだ感想
実際に『キリン サプリ リンゴ』を飲んでみました。
見た目はポカリスエットやアクエリアスなどの清涼飲料水と同じ色合いです。
原材料にリンゴは使われていませんが、リンゴの味がします。
思っていたよりも甘くもなく飲みやすくてごくごくと飲めてしまいますが、飲んだあとに清涼飲料水にありがちな口の中に何か残る感じはあります。
キンキンに冷やして飲むと甘ったるさが緩和されるようには感じました。
暑い日に飲むとあっという間に1本あけてしまいそうですが、栄養成分のところでも確認したように、炭水化物量が20gもありますので、ダイエット中の方の飲みすぎは危険です。
その他の体を温める食べ物たち
体温を上げるには、しょうがやねぎ、とうがらしなどの香辛料や、香味野菜を摂取するのが効果的であると言われています。
また、根菜類などで冬が旬のごぼう、大根、レンコンなども体を温めてくれる食材として知られています。
またビタミンEを含む、ナッツ類や青魚、チーズなどは血行を良くしてくれると言われています。
そして、体の保温に欠かせない血液や筋肉を作るもとになるたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品)の摂取も欠かせません。
痩せやすい体を作るためには筋肉量を増やして、体温や基礎代謝を上げる必要がありますが、そのためには適度な運動やバランスの取れた食生活が大事です。
ダイエットがうまくいかずに悩んでいる方は、自分の食生活や体の筋肉量を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
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