「ダノンビオ プレーン・加糖」(高生存ビフィズス菌BE80)4個パック 158円(税込)
私はドラッグストアで158円(税込)で購入しましたが、別のスーパーでは198円(税込)でした。
「高生存」という名前がかなりインパクトがありますね。
「おなかの不快感をやわらげる」という機能性表示は日本では初めてだそうです。
「体脂肪を減らす」とか「脂肪の吸収を抑える」などの表示がある商品はよく見かけますが、「おなかの不快感をやわらげる」というのは確かに新しいフレーズで新鮮です。
皆さんもCMなどでこのフレーズを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はダノンビオの機能性表示食品、高生存ビフィズス菌BE80配合の「プレーン・加糖」について調べてみたいと思います。
目次
「おなかの不快感をやわらげる」とはどういう事なのか?
お腹の調子を整えるというフレーズは耳にする事があると思いますが、「おなかの不快感をやわらげる」というのは、具体的にどういう事なのでしょうか?
パッケージにはこのように書かれています。
便秘がちな時にガスがたまりやすくなったり、病気ではないもののお腹のゴロゴロしてしまう時ありますよね。
実は女性の多くはこの「おなかの不快感」で悩んでいるという調査結果もあるようです。
出典:ダノンビオ
おなかに不快感があると気分もあがらず、仕事や勉強にも悪影響がでてきてしまいますので、そんな不快感をすっきりさせてくれるのはお腹の不調で悩む女性たちにとっては有難いですね。
高生存ビフィズス菌BE80とは?
「高生存」というのは、「生きて腸までとどく」という事を意味しているようです。
一般的に生きた乳酸菌やビフィズス菌を摂取しても、胃酸や胆汁酸によって死んでしまうと言われていますが、BE80菌は胃や小腸などの消化管でも生き残ることができるのだそうです。
他にも「生きて腸まで届く」と謳っている製品は多くありますが、ダノンビオのBE80菌が高生存であるのは、科学的に実証されて臨床試験結果で示されているようです。
ビフィズス菌BE80は他のビフィズス菌とは違う
ビフィズス菌といえば全て同じ効果があるように思っている方も多いと思いますが、その働きや効果は同じビフィズス菌でも違ってくるようです。
このダノンビオのビフィズス菌BE80は「高生存」とうたっているように、腸管を通過後の生存率が他のビフィズス菌よりも高いというデータがブランドホームページには掲載されています。
腸管というは、いわゆる消化管のことですが、ここでは胃や小腸と考えて下さい。
つまり、消化器官である胃や小腸を通過しても、胃酸に弱いとされるビフィズス菌が生存しているかどうかを確認する実験になります。
結果をあらわしたのが次のグラフです。
出典:ダノンビオ
確かに、ビフィズス菌BE80を含むヨーグルトの方が腸管通過後の菌の生存率が高く、BE80菌を含まない方はほとんど残っていないことが分かります。
注意しておきたいのは、この実験は「人工的に胃と小腸を模した装置」を使っていますので、実際にヒトに対して効果があるかどうかということの証明にはなっていないのではないか?とも考えられる事です。
しかしながら、ダノン程の世界的にメジャーで歴史のある会社が信頼性のない装置を使ってデータを公表するとも考えにくいですので、この装置は人間の腸管とほぼ同じ働きをするものと期待でき、実験結果についても信頼性があるのではないかと考えられます。
フランスでは特許も取得しているようですから、このビフィズス菌BE80の働きが認められていることが分かります。
このように、ビフィズス菌BE80が胃や小腸を通過して大腸まで生きて届くことで、「おなかの不快感をやわらげる」ことに効果的な働きをしているようです。
ダノンビオはビフィズス菌BE80と他の4種類の菌と組み合わせている
ダノンビオはビフィズス菌BE80だけではなく、ほか4種類と組み合わせて5種類をブレンドしているそうです。
ビフィズス菌BE80は、ダノンが保有する4000株もの菌の中から酸に耐性があるということで選ばれました。
そのBE80菌をほかの4種類と組み合わせることで製品の中でその数を増やすことができるため、このように5種類をブレンドしてるそうです。
ヨーグルトの菌は製品になると減っていくイメージがありましたので、逆に増やすことができるというのは驚きでした。
「ダノンビオ プレーン・加糖」の原材料と栄養成分
次に「ダノンビオ プレーン・加糖」の原材料と栄養成分についてみてみましょう。
「ダノンビオ プレーン・加糖」の原材料
「ダノンビオ プレーン・加糖」の栄養成分
2カップ(150g)あたり
たんぱく質:6.2g
脂質:3.0g
炭水化物:18.0g
食塩相当量 :0.2g
カルシウム:186mg
機能性関与成分:ビフィズス菌BE80 (Bifidobacterium lactis CNCM I-2494):89億
普通このような4パック繋がっている商品の場合、栄養成分表示は1カップあたりで表示されていると思いますが、この機能性表示食品の「ダノンビオ プレーン・加糖」はなぜか、2カップ分で表示してありました。
この事についてブランドサイトをよく見てみると、小さい文字でこのように書かれてありました。
「機能性食品表示の届出の1日摂取目安量と揃えています」
1日摂取目安量が2カップ(150g)なので、その量で表示してあるということですね。
他のブランドのヨーグルトとの栄養成分比較
ここで、他のブランドから販売されている同じタイプのヨーグルトと栄養成分を比較してみたいと思います。
比較するのは、同じように4個パックで味もプレーン・加糖である、森永の「ビヒダスヨーグルト」とタカナシ乳業の「北海道ヨーグルト」、そして4個パックではありませんが同じく機能性表示食品でお腹や腸へのアプローチをしているグリコの「ビフィックスヨーグルト」です。

出典:森永ビヒダス

出典:タカナシ乳業
「ダノンビオ プレーン・加糖」は2カップあたりの表示しかありませんでしたが、1パックに換算して比較してあります。
また、タカナシ乳業の北海道ヨーグルトは1パックあたりの量が80gで、他の3種類よりも5~10g多いです。
グリコの「ビフィックスヨーグルト」は1パックあたり140gですので、半分の70gに換算して比較しています。
機能性表示食品 ダノンビオ プレーン・加糖(75g) |
森永 ビヒダス プレーン・加糖(75g) |
タカナシ乳業 北海道ヨーグルト(80g) |
グリコ ビフィックスヨーグルト プレーン加糖 (70g) |
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エネルギー(kcal) | 61 | 47 | 74 | 49.5 |
たんぱく質(g) | 3.1 | 3.2 | 2.2 | 2.3 |
脂質(g) | 1.5 | 0.7 | 2.5 | 1.05 |
炭水化物(g) | 9.0 | 6.9 | 10. | 7.75 |
食塩相当量(g) | 0.1 | 0.07 | ||
ナトリウム(mg) | 46 | 45 | ||
カルシウム(mg) | 93 | 81 | 88 | 67 |
「ダノンビオ プレーン・加糖」は他のブランドと比較して特別カロリーや脂質、炭水化物の量が少ないとか、カルシウム量が多いという訳ではないようです。
むしろカロリーや脂質、炭水化物だけを比較するとビヒダスヨーグルトの方が低くなっています。
これは、カロリーや糖質などに配慮したダイエット向けの商品というよりは、「おなかの不快感をやわらげる」という機能性をうたっているので、食べやすさを優先しているからだと思われます。
糖質や脂肪分が気になる人は「砂糖不使用」や「脂肪ゼロ」タイプがおすすめ
ダノンビオシリーズにも、「砂糖不使用」や「脂肪ゼロ」タイプのものが販売されています。


ダノンに問い合わせたところ、「ダノンビオ 砂糖不使用」や「ダノンビオ 脂肪ゼロ」のタイプにも同じ量の「高生存ビフィズス菌BE80」が配合されているようですので、カロリーや脂肪、砂糖が気になる方は、そのようなタイプをチョイスすれば良いのではないかと思います。
ダノンビオシリーズの他のフレーバーも機能性表示食品に変更していく?
栄養成分の所でも確認しましたが、「プレーン・加糖」には2カップあたり、ビフィズス菌BE80 Bifidobacterium lactis CNCM I-2494が89億個含まれていると表示があります。
これは、他のダノンビオシリーズにはない表示のため、他のフレーバーにはBE80菌がどのくらい含まれているのかが分かりませんでしたが、問い合わせてみたところ、配合されている「高生存ビフィズス菌BE80」の量は変わらないようです。
ダノンビオシリーズであれば、どのパッケージにも「高生存ビフィズス菌BE80」と書かれてありますし、その種類は10種類以上にもなりますので、その日の気分でフレーバーを変えるのも楽しみがありますね。
機能性表示食品「ダノンビオ プレーン・加糖」を食べた感想
実際に「ダノンビオ プレーン・加糖」を食べてみることにしました。
ちょうど同じシリーズの「ダノンビオ砂糖不使用」と「ダノンビオ 脂肪ゼロ 砂糖不使用」があったので一緒に食べ比べてみました。
開封した見た目はほとんど変わりません。
すくってみると、とろとろクリーミーな感じではありますが、ぽたぽたと落ちる程ではありませんでした。
「砂糖不使用」タイプも「脂肪ゼロ 砂糖不使用」タイプも触感は同じです。


味は「プレーン・加糖」は砂糖が入っているだけあって甘く感じました。
特に他の2種類が砂糖不使用ですので余計に甘く感じましたが、砂糖不使用タイプの方はそのままでは食べづらいと感じるかたもいると思いますので、何かを加えて食べなくてはならない手間を考えると、「プレーン・加糖」はそのままで食べる事ができて手軽だと思います。
また、グラノーラなどを加えると腸内の善玉菌のエサとなる食物繊維を一緒に摂取することができて良いのではないかと思います。
高生存ビフィズス菌BE80が含まれているのは「ダノンビオシリーズ」のみ
高生存ビフィズス菌BE80が含まれているのは、「ダノンビオシリーズ」のみで、青いパッケージの「ダノンヨーグルトや」「ベビーダノン」や「ダノンデンシア」には含まれていません。
高生存ビフィズス菌BE80を摂取したと思う方は緑のパッケージの「ダノンビオ」シリーズを購入しましょう。
大腸のビフィズス菌が少なくなる高齢者にもおすすめ
ビフィズス菌は大腸に多く存在していますが、年を重ねるごとにビフィズス菌の量は減ってくると言われています。
中高齢者の方で便秘に悩んでいる人が多いのもそのためではないでしょうか。
「おなかの不快感をやわらげる」という機能性表示食品ではありますが、ビフィズス菌が減っている高齢者の方はこの高生存ビフィズス菌がBEの効果が期待できるのではないかと思います。
高生存だから空腹時に食べてもいいが毎日続けて摂取するのが大事
胃酸に弱い乳酸菌やビフィズス菌を生きて腸まで届かせるためには、食後胃酸が薄まっている状態の時にヨーグルトを食べると良いと言われていました。
しかし、胃酸や胆汁酸に強いビフィズス菌BE80の場合には、食後だけではなく、いつでも食べて良いそうです。
ただ、摂取したビフィズス菌は数日で排出されてしまうようなので、毎日摂取することが大事になってきます。
朝食、昼食、おやつ、晩ごはんの時など、食べる時間を決めておけば忘れることなく毎日ビフィズス菌BE80を体内に取り入れることができますね。
またビフィズス菌に代表される善玉菌を増やすためには、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を同時に摂取することが望ましいようですので、ヨーグルトを食べる時に、これらをトッピングすると更に効果が期待できそうですね。
一日2カップを目安に摂取
栄養成分表示の所でも少し触れましたが、「ダノンビオ プレーン・加糖」は1日2カップが摂取目安となっています。
おなかの不快感を何とかしたい!スッキリしたい!という方は、1日2カップずつ継続的に摂取していくのが望ましいようです。
朝と昼、朝とおやつ、昼と夜など、自分のスタイルに合わせて上手く取り入れていくと良いですね。
ダノンビオのCMで「14日間チャレンジ」という言葉を聞いている方もいらっしゃると思いますが、2週間続けていると変化が期待できそうですので、おなかの不快感で悩んでいて、これまでに合うヨーグルトが無かったという方は一度試してみても良いのではないでしょうか。
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