糖質制限ダイエット中でも誘惑に負けて食べてしまいがちなのがパスタですよね。
しかし、そのパスタが「低糖質」になるということですから、これは要チェックです。
そこで、ポポラマーマの「低糖質パスタ」は普通のパスタと比べてどのくらい低糖質になっているのか、味に違いがあるのかなどをレビューしてみたいと思います
目次
ポポラマーマの「低糖質パスタ」はふすま粉入り
ポポラマーマの「低糖質パスタ」で低糖質を実現しているのは、「ふすま粉」を使用しているからのようです。
そこで、ふすま粉について少し調べてみました。
「ふすま粉」とは
普通の小麦粉というのは、小麦の表皮や胚芽を取り除いて残った胚乳部分を精製して作られています。
胚乳部分の主成分は、糖質(でんぷん)、たんぱく質です。
一方「ふすま粉」というのは、小麦粉を作るときに取り除かれる表皮(ふすま)の部分だけを精製して粉にしたもの です。
このふすま部分には、食物繊維やビタミン、ミネラルなど栄養素がたっぷり含まれています。
食品によっては「ブラン」とも呼ばれていますが、こちらの呼び名の方が知られているかもしれません。
以前、ドーナツの食べ比べについての記事を書いた時にも紹介しましたが、コンビニチェーンのローソンでは「ブラン」を使用したベーカリーシリーズを展開しています。
この記事の時にも触れましたが、ブランのドーナツの方は食物繊維が豊富に含まれていました。
「ふすま粉」の栄養成分
普通の小麦粉と「ふすま粉」の栄養成分を比較するために、「小麦ブランの研究会」というサイトから下記の表を引用させていただきます。
出典:小麦ふすま研究会
炭水化物の含有量は低めであるのに対して、食物繊維やミネラルの含有量ははるかに多いことが分かります。
ポポラマーマの「低糖質パスタ」の糖質量
「低糖質パスタ」にした場合、どのくらい糖質量に変化があるのでしょうか?
メニューには、「糖質38%off※当社比」と書かれてあります。
しかし、メニュー表にカロリー表示はあるものの、糖質量については記載がありませんでしたので、数字として比較することはできませんでした。
「低糖質パスタ」のカロリーと塩分量
カロリーと塩分だけですが、一部のメニューについて、通常のパスタと「低糖質パスタ」で比較してみます。
「しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ」(通常のパスタ) 690円(税別)
「しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ」(低糖質パスタ) 790円(税別)
カロリー(kcal) | 塩分(g) | 価格(円) | |
---|---|---|---|
「しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ」 (通常のパスタ) |
641 | 4.7 | 690 |
「しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ」 (低糖質パスタ) |
542 | 4.5 | 790 |
差 | 99 | 0.2 | 100 |
糖質38%offなので、カロリーもかなり低くなっているのかと思いましたが、約100kcal低くなっているだけでした。
「ヨード卵光の和風カルボナーラ 豆乳スープ」(通常のパスタ) 790円(税別)
「ヨード卵光の和風カルボナーラ 豆乳スープ」(低糖質のパスタ) 890円(税別)
カロリー(kcal) | 塩分(g) | 価格(円) | |
---|---|---|---|
「ヨード卵光の和風カルボナーラ 豆乳スープ」(通常のパスタ) | 753 | 6.3 | 790 |
「ヨード卵光の和風カルボナーラ 豆乳スープ」「しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ」 (低糖質パスタ) |
639 | 6.2 | 890 |
差 | 114 | 0.2 | 100 |
こちらはカロリーが100kcal以上少なくなっています。
どちらも塩分については通常のパスタも低糖質パスタもほぼ同じ量でした。
一般的なパスタの糖質量
ポポラマーマのパスタについての糖質量は分かりませんが、一般的なパスタの糖質量はどのくらいでしょうか?
文部科学省のサイトの「日本食品標準成分表 2015年版」にはこのような記載があります。
少しわかりにくいので必要部分だけを抜き出してみます。
表には「糖質」という表示はなく、「利用可能炭水化物(単糖当量)」と書かれてあります。
「糖質」と「利用可能炭水化物(単糖当量)」は厳密には違うものですが、その差はほとんどないと考えて、今回は糖質の代わりに「利用可能炭水化物(単糖当量)を使って比較します。
100gあたりの「利用可能炭水化物(単糖当量)」
ゆで:31.2g
生パスタ:46.1g
ポポラマーマは生パスタですので、「利用可能炭水化物」は46.1gと、乾麺やゆで麺よりも多いのではないかと考えられます。
「低糖質パスタ」の糖質量(推測)
先ほどの生パスタの「利用可能炭水化物」46.1gを基準にすると、「低糖質パスタ」はその約38%offになりますので、約28g程ではないかと考えられます。
また、乾麺をゆでた時には利用可能炭水化物量は約半分になりますので、生パスタもゆでると減少するのではないかと考えられますが、実際どのくらいになるのかは分かりません。
ただ、ご飯100gの利用可能炭水化物量は38.1gですので、28gでも、かなり少なく感じるのではないでしょうか。
ロカボ基準では、1食当たりの糖質量を20~40gに抑えることになっていますので、ソースを考えず麺だけの糖質を考えると十分に基準を満たしています。
「低糖質パスタ」を実食
実際に「低糖質パスタ」を注文してみました。
先ほど紹介した「しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ」を低糖質パスタに変更したものがこちらです。
【しめじとナス・ツナのみぞれポン酢しょうゆ】(低糖質パスタ)
見た目は普通のパスタと何も変わらないように見えますが、よく見ると麺にツブツブがあるように見えます。
「低糖質パスタ」
家族が注文した通常のパスタ(下の写真)の方はツブツブが見えないので、このツブツブが「ふすま粉」になるのではと思います。
「通常のパスタ」
味は、全粒粉パンを食べた時のような小麦の風味が感じられます。
特に食べにくいとか、美味しくないとかそんな風には感じず、美味しく食べることができました。
これで糖質が38%offになっているのですから、ダイエッターの方はこの「低糖質パスタ」が抵抗なく食べられるのでしたら、断然こちらを選ぶべきだと思います。
ポポラマーマにはハーフサイズメニューもある
ここまで「低糖質パスタ」についてでしたが、メニューをよく見ると「ハーフサイズ」というメニューもありました。
パスタの量が半分になっているようです。
「本格ボロネーゼ」(通常サイズ) 584kcal 塩分5.1g
「本格ボロネーゼ」(ハーフサイズ) 287kcal 塩分2.5g
カロリーも塩分も半分になっています。
おそらく糖質量も半分になっているでしょう。
いくら低糖質パスタでも、通常サイズが少し多くてお腹いっぱいになるという人には、このハーフサイズがおすすめです。
実際、私は「低糖質パスタ」で通常の量を食べてお腹いっぱいになりすぎましたので、次回はハーフサイズでもいいかもしれないと思いました。
ポポラマーマにはサラダメニューもありますので、ハーフサイズのパスタにサラダを合わせれば、糖質ダイエット中でも気軽に食べることができるのではないでしょうか。
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