その名も「ライザップ牛サラダ」です。
これまで、様々な企業とコラボしてきたライザップですが、外食産業とのコラボは吉野家が初。
吉野家にとっても、吉野家の牛丼の具をご飯以外の食材と共に提供するのは史上初のことだそうです。
今回は、「ライザップ牛サラダ」をテイクアウトして食レポしたいと思います。
目次
「ライザップ牛サラダ」を実食
こちらがテイクアウトした「ライザップ牛サラダ」です。
トッピングに半熟玉子がついてきます。
名前に「サラダ」とついているように、ドレッシングがついてきます。
和風ドレッシングになっているようです。
半熟玉子、和風ドレッシングをかけます。
気になる具材をチェックしていきます。
まず、吉野家ですから「牛肉」はかかせません。
たれのしみこんだ牛肉、玉ねぎは間違いない美味しさです。
たんぱく源としては、トッピングの半熟玉子、そして牛肉だけでも十分ではないかと思いましたが、「高たんぱく」が売りだけあって、他にもたんぱく源が使われています。
「鶏もも肉」と「ミックスビーンズ」です。
鶏もも肉は牛肉のように味付けはされていませんが、半熟玉子やドレッシングをかけるので美味しく食べることができました。
たんぱく質は、筋肉や血液、皮膚、臓器など体をつくる原料として欠かせません。
体脂肪の燃焼促進のためにダイエット中の方はもちろん、筋肉量アップを目指す方、現在の体型をキープしたい方もしっかり摂取したい栄養素です。
「ライザップ牛サラダ」は1食で動物性と植物性、どちらのたんぱく質も摂取できるという、贅沢な商品となっています。
これで540円というのは驚きの安さですが、全国展開している吉野家だから出来ることなのでしょう。
続いて、野菜です。
ブロッコリーや千切りキャベツが使われています。
キャベツの量がかなり多いと感じましたが、1日に必要な野菜量の3分の1を摂ることができるということで、たんぱく質だけではなく、野菜もしっかり摂取できるのが嬉しいですね。
また、最初にドレッシングをかけましたが、半熟玉子や牛肉のたれがあるので、ドレッシングがなくても食べられそうだと感じました。
このように温泉玉子をからませると、たっぷりの野菜もぱくぱく食べることができます。
ご飯がないということで、お腹が満たされるのかどうか心配でしたが、肉類、ミックスビーンズ、野菜もたっぷり入っており、その量300gもあるため、もの足りない感じはありませんでした。
「ライザップ牛サラダ」の栄養成分
高たんぱく、低糖質を実現している「ライザップ牛サラダ」ですが、数値として栄養成分をみてみましょう。
1食あたりの栄養成分
たんぱく質:30g
脂質:25.2g
炭水化物:17.2g
食塩相当量:2.0g
カロリーが意外に多いと感じられるかもしれませんが、牛丼の並盛のカロリーは652kcalですので、かなり低いと思います。
一方で、牛丼並盛のたんぱく質量は20.2gですから、「ライザップ牛サラダ」が高たんぱくであることが分かります。
更に、一番の違いは炭水化物の量で、牛丼並盛は92.8gもありますので、「ライザップ牛サラダ」の5倍もの量になります。
ご飯の有無でそれだけの差があるのかと改めて実感しました。
他の飲食チェーン店のサラダメニューと比較
続いて、他の飲食チェーンのサラダメニューと栄養成分を比較してみます。
ホームページに栄養成分記載がある店舗を選びました。
また、サラダの種類が複数ある場合は、たんぱく質量が最も多いメニューをチョイスしています。
吉野家 ライザップ牛サラダ |
ジョイフル ごちそうサラダ |
デニーズ PREMIUMパワーサラダ |
モスバーガー モスの菜摘テリヤキチキン |
|
---|---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 414 | 438 | 489 | 183 |
たんぱく質(g) | 30.0 | 32.4 | 17.7 | 15.1 |
脂質(g) | 25.2 | 25.0 | 37.9 | 10.3 |
炭水化物(g) | 17.2 | 21.6 | 19.6 | 7.7 |
食塩相当量(g) | 2.0 | 2.9 | 2.7 | 1.9 |
使用されている たんぱく源 | 牛肉、鶏もも肉、卵、豆 | 鶏肉、豚肉、豆、卵 | 牛肉、鶏肉、豚肉、豆 | 鶏肉 |
内容量(g) | 300 | 300 | 189 | |
税込価格 | 540円 | 603円 | 1024円 | 360円 |
※空欄の箇所は調べても確認できなかった項目です
出典:吉野家
出典:ジョイフル
出典:デニーズ
出典:モスバーガー
デニーズ「PREMIUMパワーサラダ」との比較
なるべく同じ量のものを選びたかったのですが、なかなかぴったり同じというメニューが無い中で、「ライザップ牛サラダ」とデニーズの「PREMIUMパワーサラダ」は同じ質量なので比べ安いと思います。
出典:デニーズ
デニーズの「PREMIUMパワーサラダ」のカロリーや炭水化物量は「ライザップ牛サラダ」とそれほど変わりませんが、たんぱく質量は、「ライザップ牛サラダ」の半分ほどしかありません。
「PREMIUMパワーサラダ」はたんぱく源として3種類の肉を使っているにも関わらず「ライザップ牛サラダ」のたんぱく質量には及ばないというのは、使われている量、調理方法によるのかもしれません。
また、価格は「ライザップ牛サラダ」の2倍ほどになっています。
これは名前に「PREMIUM」とついているだけあって、ローストビーフ、ハーブ鶏、生ハムが使われているからでしょう。
ジョイフル「こだわりサラダ」との比較
次に、ジョイフルの「こだわりサラダ」ですが、こちらは「ライザップ牛サラダ」よりもたんぱく質量が多くなっています。
出典:ジョイフル
他の項目はほぼ同じで、価格が「こだわりサラダ」の方が少し高めです。
質量がどのくらいなのか分かりませんでしたが、たんぱく質摂取を第一に考えるのであれば、ジョイフルの「こだわりサラダ」も選択肢のひとつに成りうると感じました。
モスバーガー「モス菜摘テリヤキチキン」との比較
最後にモスバーガーの「モス菜摘」シリーズから「テリヤキチキン」です。
出典:モスバーガー
モス菜摘シリーズの中で一番たんぱく質が多いのが「テリヤキチキン」でした。
ただ、全体の質量が「ライザップ牛サラダ」の半分強ですので、たんぱく質量も半分ほどになっています。
モスバーガーのバーガー類は小さめですので、ちょうど2個食べれば同じ栄養価になりそうですし、お腹も満たされそうです。
ただ、使用されているたんぱく源が鶏肉のみですので、数種類のたんぱく源を摂取したいと考える方は、2個のうち、1個をソイパティにするなど、工夫が必要かもしれません。
「ライザップ牛サラダ」はダイエッターの強い味方
「ライザップ牛サラダ」は発売から2か月たちますが、女性や、中高年の方に人気だそうです。
これまで見てきたように、栄養成分や量を考えると、その人気も納得です。
これまでは、ダイエッターに敬遠されていた吉野家ですが、がっつり食べたい人も、ダイエッターの人もどちらも楽しめる飲食チェーンとして、そして、これまで糖質を気にしていた方も通いやすい店へと変化しているようです。
また、せっかく高たんぱくの「ライザップ牛サラダ」を摂取するなら、運動も取り入れて筋力アップ、脂肪燃焼アップにつなげると、より理想の体型に近づいていけるのではないかと思います。
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