「寝かせ玄米」を自宅の炊飯器で作り市販品と食べ比べしてみた

以前、白米よりも栄養素が豊富な玄米を、3日間寝かせる(保温し続ける)ことで、食べやすく美味しくなって栄養価もアップするという「寝かせ玄米」の記事を書きました。

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その時には、通販で購入した「寝かせ玄米」(酵素玄米)を食べてみて、もちもちとした食感で私は続けられそうな美味しさだと感じましたが、一番のネックがコストがかかるということでした。

なるべくコストを抑えるために、自宅で「寝かせ玄米」を作ることはできないだろうかと考えていましたので、先日、家の炊飯器で「寝かせ玄米」を作ってみました。

3日以上は炊飯器が占領されてしまうので、それまでに白米のご飯を多めに作って冷凍したり、パスタや、うどんなどの麺類のご飯にしたりと、色々と工夫して大変でしたが、今回は、炊飯器での「寝かせ玄米」の作り方や、日が経つごとにどのように変化していくのかを観察し、また、市販の「寝かせ玄米」との食べ比べも行いましたので、それらを記事にまとめたいと思います。

「寝かせ玄米」の効果

以前の記事でも書きましたが、玄米はパーフェクトフードと呼ばれるぐらい、ビタミン類、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。

ごはんと野菜サラダを一緒に食べているようなもので、白米では摂取できない栄養を玄米では摂取することができます。

そんな玄米を「寝かせ玄米」として食べる事で、更に風味がアップし、また小豆を混ぜる事でカルシウムなどの栄養価がアップし、アンチエイジング効果も期待できます。

太りにくく痩せやすい身体づくりに効果があるということで、モデルや芸能人の間でも取り入れる方が多いようです。

このように「寝かせ玄米」には体へのメリットが沢山あるという事を改めて確認した上で、実際に自宅の炊飯器で「寝かせ玄米」を作ってみたいと思います。

炊飯器で「寝かせ玄米」を作る方法

インターネットで検索すると「寝かせ玄米」の作り方は沢山でてきます。

また、レシピ本もいくつかあるようですので、作り方に決まりはないようですが、使う材料などはほとんど変わりませんので、私はこちらの本を参考にしました。

寝かせ玄米生活

『寝かせ玄米生活』(荻野芳隆 著/マイナビ)

 
なぜ玄米が身体に良いのか、寝かせ玄米が良いのかが分かりやすく解説されていて、寝かせ玄米の作り方や、寝かせ玄米と合わせる副菜のレシピなども載っています。

今回は、この本に掲載されていた方法で、寝かせ玄米を炊飯器で作ってみます。

「寝かせ玄米」の材料

材料はこちらです。
今回は3合分を作ります。

寝かせ玄米 材料

【寝かせ玄米3合分】

玄米:3合
小豆:21g
塩:ひとつまみ

「寝かせ玄米」の作り方

早速作っていきますが、作り方を読んでいるうちに玄米を洗う段階から時間がかかるものだと分かりました。

玄米を洗う

玄米3合と小豆21gを計量してボールに入れて洗います。

寝かせ玄米 玄米

寝かせ玄米 炊飯器

最初に注ぐ水は一番吸収されるので、1回目の水はすぐに捨て、すぐに水を注ぎ、泡立て器でじゃがじゃがとかき混ぜるようにします。

寝かせ玄米 炊飯器

これを3~4回繰り返して洗います。

ネットに上がっている「寝かせ玄米」の作り方では、このかき混ぜる作業を8分間行うと良いと書いてあるものもありました。

なぜ泡立て器を使うのかが不思議でしたが、こうすることで玄米の表面に傷がつき、水分が浸透して柔らかく炊き上がるのだそうです。

玄米を洗う水は浄水器などを通した綺麗な水が良いそうですが、家には無いので水道水をそのまま使いました。

玄米を6時間以上浸水させる

洗い終わったら、玄米が隠れるぐらいの量の水を入れて6時間以上水につけておきます。

寝かせ玄米 炊飯器

炊飯器に入れて炊く

玄米を水に浸けてから6時間以上たったら、ザルにあげて水気を切ります。

寝かせ玄米 炊飯器

浸水する前と後で玄米を比べてみると、浸水した方が少し膨らんでいるように感じます。

【左:水に浸ける前の玄米】      【右:水に浸けた後の玄米】

寝かせ玄米 炊飯器

水気を切った玄米を炊飯器に入れ、塩をひとつまみ入れます。

寝かせ玄米 炊飯器

炊飯器の内側のメモリの「玄米」の所に合わせて水を入れ、「玄米コース」で炊飯します。

寝かせ玄米 炊飯器

炊飯器に「玄米コース」がない場合には、炊飯器で「寝かせ玄米」を作るのはおすすめできないと本に書いてありましたので、作る前にご自宅の炊飯器に「玄米コース」があるかどうか確認してくださいね。

炊きあがったらかき混ぜる

炊きあがったら上下を返すようにして全体をかき混ぜます。

寝かせ玄米 炊飯器

この段階では玄米ごはんのような淡い色合いをしています。

寝かせ玄米 炊飯器 炊きたて

以前に試した通販の寝かせ玄米よりも色は淡く、食べた食感もパラパラとしていて、もちもち感は無いものの、玄米特有のプチプチ感はありました。
また、小豆の味もしっかり感じます。

これ以降は、毎日1回上下を返すようにかき混ぜるだけです。

1日目

24時間経った時の状態です。

釜の内側の壁に玄米がくっついているとカピカピしてしまいますので、内側の壁につかないように山にようにこんもりとした状態にしておくのがコツのようです。

寝かせ玄米 炊飯器 1日目

炊きたての時よりも少し色が濃くなっていると感じました。

寝かせ玄米 炊飯器 1日目

少しもちもち感はあるように思いましたが、通販で食べた「寝かせ玄米」のような粘りという程の感じはありませんでした。

2日目

48時間以上経ったときの状態です。

寝かせ玄米 炊飯器 2日目

かなり色が濃くなっていると感じました。

寝かせ玄米 炊飯器 1日目

もちもち感も更に増していて、前よりも噛みごたえがあるように感じます。
箸で持った時もぱらぱらではなくかたまりの状態になっていました。

3日目

72時間以上たった時の状態です。

寝かせ玄米 炊飯器 3日目

写真では分かりづらいかもしれませんが、かなり色が濃くなりました。

3日経ちましたので、これで「寝かせ玄米」は完成になります。

2種類の通販商品と食べ比べ

ここで、以前に通販で注文した「寝かせ玄米」が残っていましたので、それらと食べ比べをしてみたいと思います。

比べるのは、以前に記事で紹介した、『ほんわかそわか』の「酵素玄米おにぎり」と、その後で新たに注文して届いていた『春日屋』というお店の「発芽酵素玄米ごはんです。

【ほんわかそわか】
ほんわかそわか 酵素玄米おにぎり 価格

出典:ほんわかそわか

【春日屋】
春日屋 発芽酵素玄米ごはん

出典:春日屋

『ほんわかそわか』の「酵素玄米おにぎり」は、1個あたり110gでしたが、『春日屋』の方は1パックあたり、150g入っています。

寝かせ玄米 炊飯器 比較

左:春日屋「発芽酵素玄米ごはん」  右:ほんわかそわか「酵素玄米おにぎり」

ここで簡単に価格を比較してみます。

『ほんわかそわか』
110gおにぎり10個セット:2700円(税込) 1個あたり270円
170gパック15個セット:6480円(税込) 1個あたり432円

『春日屋』
150gパック15個セット:3975円(税込) 1個あたり265円

 

コスパを考えると『春日屋』の方がお得になっていました。

どちらも冷凍で届きますが、『ほんわかそわか』の方は冷凍の状態から湯煎で戻して解凍します。

一方『春日屋』は、一度自然解凍してから湯煎で戻す方法ですが、他にも冷凍のまま電子レンジで加熱する方法もあります。
一番のおすすめは、自然解凍後に、炊飯器で2~3時間保温するのが良いそうです。

今回は、『ほんわかそわか』は冷凍の状態から湯煎にかけ、『春日屋』の方は自然解凍してから湯煎にかけて食べることにしました。

寝かせ玄米 炊飯器 比較

【右:炊飯器で作った寝かせ玄米】 【中央:ほんわかそわか】 【左:春日屋】

色は、炊飯器で作ったものが一番薄く、『ほんわかそわか』や『春日屋』のものはかなり色が濃いと感じました。

【炊飯器で作った寝かせ玄米】

寝かせ玄米 炊飯器 比較

【ほんわかそわか「酵素玄米おにぎり」】

寝かせ玄米 炊飯器 比較

【春日屋「発芽酵素玄米ごはん」】

寝かせ玄米 炊飯器 比較

一番もちもち感が強く、ぎゅっとかたまっていると感じたのは、『ほんわかそわか』でした。
これは、おにぎりの形にしているから余計にそう感じたのかもしれませんが、『春日屋』よりも、もちもち感と粘りがあったように思います。

しかし、『春日屋』の方も、炊飯器よりはもちもちしていて、粘りもあり、食感や味で比べると炊飯器は通販の2種類には全く及ばないと感じました。

また、『春日屋』のものが小豆の味を一番感じましたので、赤飯が好きな方は『春日屋』の方が好みではないかと思います。

炊飯器のものは、日ごとにもちもち感が増していたように感じていましたが、通販の2種類と食べ比べてみると、弾力ももちもち感も弱く、噛みごたえがないように感じ、プチプチした玄米特有の食感の方が強いと感じました。

通販の2種類はかなり弾力もあり、噛む時の食感が炊飯器のものとは全く違い、かなり噛みごたえがあります。

食感については人それぞれ好みがあると思いますが、私は通販の寝かせ玄米を食べてから、炊飯器の方を食べると物足りなさを感じてしまいました。

4日目

そのまま4日目まで炊飯器で保温してみました。

寝かせ玄米 炊飯器 4日目

更に色が濃くなり、もちもち感も更にアップしています。

寝かせ玄米 炊飯器 4日目

1日目と比べると、色がかなり変化しているのが分かるのではないでしょうか。

寝かせ玄米 炊飯器 1日目
寝かせ玄米 炊飯器 4日目
【1日目】           【4日目】

しかし、もちもち感はアップしていますが、それでも通販商品のような弾力や粘りはでていないようでした。

ただ、食べ慣れてくるとこれでも十分満足できますし、白米に比べて噛みごたえがあり、風味もあるのは確かだと感じます。

余った分は冷凍保存

このまま炊飯器で保温して食べきるという方法もありますが、そろそろ白米を炊かなければならなくなったので、私はタッパーに移し替えて冷凍保存することにしました。

寝かせ玄米 炊飯器 冷凍保存

冷凍しておけばいつでも食べられるので便利ですが、気になるのは解凍する方法です。

電子レンジで加熱することで何か影響があるかもしれないとも思いますので、『春日屋』のおすすめにあったように、自然解凍したのちに、炊飯器で2~3時間保温すると良いのではないかと思います。

自宅の炊飯器で作るメリット・デメリット

今回、自宅の炊飯器で寝かせ玄米を作ってみて感じたメリット、デメリットをまとめてみます。

コスパが良い

自宅で作った方が断然コスパは良いですね。

今回の材料費は以下の通りです。

玄米 2kg:998円
小豆 250g:198円

今回は3合炊きましたので、玄米は3合(約435g)、小豆は21gしか使っていませんので、その分だけを考えると約250円ほどしかかかっていません。

もう少し良い玄米を使って、たとえ玄米の値段が2倍になったとしても、3合つくるのに500円程で済むことになります。

3合炊けばお茶碗5~6杯分にはなりますので、1杯あたり100円程と考えれば通販よりはかなり安いですね。

電気代などは含めていませんので、正確な数字ではありませんが、かなり安く作れる事が実感できました。

「寝かせ玄米」を日常的に取り入れたいとお考えの方は、自宅で作られる方がかなりコストを抑えることができます。

炊飯器が占領される

作る為に炊飯器が3日間占領されてしまいますので、その間の食事をどうするか考えなくてはなりませんので、その点は面倒になります。

圧力鍋をお持ちであれば、それで作れますので心配いりませんが、圧力鍋が無い場合には工夫が必要です。

私は寝かせ玄米を作る前に白米をたくさん冷凍したり、麺類を食べたりしていました。

寝かせ玄米用にもう一台炊飯器を購入するという方法もあり、実際にそのようにしている方もいるようです。

市販品のようなもちもち感がない

寝かせ玄米 炊飯器

味については、食べ比べをした通販の2種類の「寝かせ玄米」の方がもちもち感があり、噛みごたえもあり美味しく感じました。

ただ、これは炊飯器で作った場合なので、圧力鍋で作った場合には、もう少し市販品の美味しさに近付けるのではないかと思います。

「寝かせ玄米用の炊飯器」が販売されている

「寝かせ玄米」を取り入れる人が増えてきた影響でしょうか、最近では「寝かせ玄米」(酵素玄米)を作る為の炊飯器が販売されています。

かなり高価なものですが、炊飯器を2台持ちしようとお考えの方は、そのような炊飯器を購入されると美味しい「寝かせ玄米」を作る事ができそうですね。

「寝かせ玄米」を作る暇がないという方や、家では作れないという方は、通販でお得な定期コースもありますので、そちらを購入される方法もあります。

また、毎日ではなくても、1日1食を「寝かせ玄米」に置き換えるという方法であれば、取り入れやすいと思いますので、ご自分のライフスタイルに合わせて、うまく取り入れると、健康な体、そして太りにくく痩せやすい身体に近付いていけるのではないでしょうか。

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