「愛しとーと」という名前を聞いた時は商品名かと思っていましたが、会社名なんですね。
インパクトのある名前で覚えやすいなと思いました。
ミシン目に沿って開封すると黄緑色の鮮やかなスティックタイプのゼリーが並んでいます。
「すっきり爽快」や「食物繊維たっぷり配合」と書かれてあるように、便秘に効果が期待できそうですね。
腸内環境を整えることはダイエットにとって不可欠な要素にもなっていて、腸に働きかけるダイエット食品はよく見られますが、この「おなか快調宣言」はどのような特徴があるのでしょうか。
目次
「おなか快調宣言」の原材料と栄養成分
「おなか快調宣言」はどのような成分から作られ、どんな栄養価値があるのでしょうか?
それぞれパッケージの表示を確認していきたいと思います。
「おなか快調宣言」の原材料
まず原材料から見ていきましょう。
「おなか快調宣言」の原材料
これまでに何度か紹介してきました「難消化性デキストリン」が含まれています。
また、お腹の調子を整えてくれるビフィズス菌や乳酸菌、そしてそれら善玉菌のエサとなるガラクトオリゴ糖が配合されています。
「おなか快調」という商品名だけあって、胃腸に効きそうな成分が含まれていますね。
難消化性デキストリンの働き
「おなか快調宣言」は「難消化性デキストリン」が配合されている機能性表示食品です。
難消化性デキストリンの働きについては何度か書いてきましたが、「おなか快調宣言」にもパッケージに「届出表示」の記載があり、そこに難消化性デキストリンの働きについて書かれています。
さらに、おなかの調子をととのえてくれることも報告されています。
食後の血中中性脂肪が気になる方、おなかの調子を整えたい方に適しています。
「食事から摂取した脂肪の吸収を抑えてくれる」
「食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする」
これらが、難消化性デキストリンの働きとしてよく知られている事ですが、「おなかの調子をととのえてくれる」という働きについて、「おなか快調宣言」の商品ページにはイラストを使って分かりやすく説明されていました。
「おなかの調子を整える」というのは、具体的に言うと「腸のぜんどう運動を刺激して活発にしてくれる」ということのようです。
ビフィズス菌・乳酸菌とガラクトオリゴ糖
難消化性デキストリンだけではなく、ビフィズス菌や乳酸菌も配合されていて、それら善玉菌の働きで腸内環境を整えてくれそうですね。
「おなか快調宣言」には4種類の乳酸菌が配合されているようです。
なぜ4種類も配合してあるのだろうと思いましたが、人によって、合う乳酸菌(善玉菌)が違うとのことで4種類を配合しているようです。
また、ビフィズス菌や乳酸菌のエサとなるガラクトオリゴ糖もしっかり配合されていますので、それらの善玉菌がより力強く働いてくれそうですね。
「おなか快調宣言」の栄養成分
次に栄養成分を見てみましょう。
1日1回3本を飲むようになっているため、栄養成分表示も3本で表示されています。
3本(39g)あたりの栄養成分
たんぱく質:0.0g
脂質:0.0g
炭水化物:21.14g(糖質 12.52g 食物繊維 8.62g)
食塩相当量:0.07g
3本で55kcalということは、1本あたり18kcalですから、それほど気になるカロリーではありませんね。
糖質が多いと思いましたが、ガラクトオリゴ糖が含まれているためだと思われます。
また、食物繊維が8.62g含まれていて、枠外には難消化性デキストリンが5g含まれているとの表示があります。
しかし数値だけ見ても、その量が多いのか少ないのか、あまりピンとこないですよね?
私も、この量が果たして適切なのかどうか判断できませんでしたので、1日あたりどのくらいの量の食物繊維を摂取するのが望ましいのかを調べてみました。
食物繊維は1日どのくらいの量を摂取すればよいのか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に食物繊維の食事摂取基準の表がありました。
これは、1日あたり食物繊維をこれだけ摂取するのが望ましいという量が示されています。
出典:厚生労働省
年代によって食物繊維の望ましい摂取量は異なってくるようで、18歳以上では男性が1日20g以上、女性では1日18g以上となっています。
実際の食物繊維の摂取量
1日あたりの食物繊維の望ましい摂取量は分かりましたが、実際に私たちはどのくらいの食物繊維を摂取しているのでしょう?
恐らく、自分がどれくらい食物繊維を取れているのかは分からないという方がほとんどではないでしょうか。
そこで、厚生労働省が行っている国民健康・栄養調査を参考にすることにします。
2015年度の食物繊維の実際の摂取量の平均が年代別に以下のように表にまとめられています。
出典:厚生労働省
本当はもっと大きなシートなのですが、必要な部分だけを切り取りました。
左側が性別、年代です。
右側の「Mean」という欄が平均値になります。
英語と数値ばかりで分かりにくいので、2015年度の食物繊維の摂取量の平均値と、食物繊維の摂取基準量(望ましい摂取量)を比較して、男女別に表にまとめてみました。
男性
2015年度 食物繊維摂取量(g) | 食物繊維摂取基準量(g) | 不足分(g) | |
---|---|---|---|
20~29歳 | 13.1 | 20 | -6.9 |
30~39歳 | 13.3 | 20 | -6.7 |
40~49歳 | 13.9 | 20 | -6.1 |
50~59歳 | 14.8 | 20 | -5.2 |
60~69歳 | 16.8 | 20 | -3.2 |
70歳以上 | 17 | 19 | -2 |
女性
2015年 食物繊維摂取量(g) | 食物繊維 摂取基準量(g) | 不足分(g) | |
---|---|---|---|
20~29歳 | 11.8 | 18 | -6.2 |
30~39歳 | 12.5 | 18 | -5.5 |
40~49歳 | 13.0 | 18 | -5 |
50~59歳 | 14.4 | 18 | -3.6 |
60~69歳 | 16.8 | 18 | -1.2 |
70歳以上 | 16.1 | 17 | -0.9 |
男性も女性も、望ましいとされる摂取量よりも実際に摂取している量は低くなっています。
特に20代では男女とも6gも不足していますし、女性よりも男性の方が不足しているのが分かりますね。
女性はダイエットへの意識が高く、食物繊維を積極的に取るように心がけている人が多いと思いますが、それでも望ましいと言われる摂取量を摂るのは難しいようです。
不足している食物繊維は「おなか快調宣言」で補える
先ほどの不足している食物繊維の数値を踏まえて、「おなか快調宣言」の栄養成分を思い出して下さい。
「おなか快調宣言」には3本で食物繊維が8.62g含まれていますので、これを食べるだけで不足分は十分に補う事ができます。
ちなみに、この不足分を野菜や果物で補おうとすると、
100gあたりに含まれる食物繊維の量
ほうれん草(1束):2.8g
キャベツ:1.8g
しいたけ(1個):3.5g
バナナ(1本):1.1g
けっこうな量を摂取する必要があります。
「おなか快調宣言」は手軽に不足分の食物繊維を補う事ができて、健康にもダイエットにも嬉しいサポート役になってくれそうですね。
「愛しとーと 快調宣言」の口コミ・評判
実際に「愛しとーと 快調宣言」を使われた方々の口コミレビューを集めてみました。
アマゾンでは取り扱いがないようなので、楽天の口コミを掲載します。

○調子が良いので追加しました。続けることが良いようです。
○2ヶ月試していたのですが、ちょうど切れたときに「やめたらどうなるのかな」と思って注文をしなかったところ、三日目から徐々に出にくくなり何だかスッキリしない日が続いてました。完全に便秘してないですが、朝からスッキリしたいのでまた続けます。
○個別包装になっているので持ち運びしやすいし味もとても美味しいです。そしてなによりお腹快調になりました

●1日3本なので30本入りでも10日分、高いなあ。そして全然快調じゃありませんでした。4日目にお通じありましたがCMのような感じではありませんでした。もう買いません。
●便秘性で冷性な旦那のために買いましたが、相変わらず効果がないので、もう暫くは買わない。高いわりに体質改善なしはキツい。
高評価の方々のレビューを見ていると、効果があるのでリピートしているという方が多いですね。
摂取するのをやめたら調子が悪くなったという方もいらっしゃって、その方にとっては「おなか快調宣言」が効いているという事が分かります。
持ち運びしやすく、味が美味しいのも継続するポイントになっているようです。
一方、低評価の方々のレビューを見てみると、効果が全くないという声があります。
どのような商品にも個人差があるということですね。
効果が無かった事に対してだけではなく、価格が高い事への不満もあるようです。
「愛しとーと 快調宣言」は、愛しとーとのホームページだけでなく、楽天からも購入できるようですが、価格は同じで
30本入り(10日分):税別2980円
で販売されています。
1か月使おうとすると10000円近くになりますね。
低評価の方々のレビューの中に「高い割に効果がない」という意見があるように、確かに1カ月で10000円は高いように思います。
定期購入にすると少し安く購入できるようですが、効果が分からない段階での定期購入は少し躊躇してしまいますね。
実際に「愛しとーと 快調宣言」を飲んだ感想
実際に10日間「愛しとーと 快調宣言」を摂取した感想や体重の変化をまとめました。
「愛しとーと 快調宣言」の味
中身はほぼ透明でプルンとした感じです。
味は、ヨーグルト風味とパッケージにもあるように、薄い乳酸菌飲料のような味がします。
思っていたよりも甘いです。
甘さが控え目な私には少し甘すぎましたが、試しに子ども達に食べさせてみたところ、美味しいと言って食べていました。
冷やすと美味しいという表示がありましたので、開封後は冷蔵庫に入れておきました。
摂取方法は、食事の時に3本、1日1回を目安に摂取するようにとパッケージに記載があります。
食前でも食後でもなく、食事と一緒に摂取する事で効果があるようですね。
10日間飲み続けた結果
今回は、結婚してから体重が増えている夫に試してもらいました。
甘さがあるので、食事と一緒に食べるのはどうかと心配していましたが、特に味は気にならなかったようです。


スティックタイプで持ち運びに便利なので、外食の時にも持って行きました。
手を汚さずに、スプーンも不要で片手で手軽に食べることができるのも嬉しいですね。
体重などの数値の変化
10日間(4/20~4/29)食べ続けた結果がこちらです。
体重の推移(一番上の数値が最終日です)


以前紹介しましたオムロンの最新体組成計「HBF-255T」が活躍してくれました。
体脂肪率の推移


どのような効果がでるのか期待していたのですが、体重も体脂肪率も増加しています。
測定項目全ての写真を載せるとかなりスペースと使いますので、結果を表にまとめました。
摂取前 | 摂取後 | 差 | |
---|---|---|---|
体重(g) | 76.25 | 77.50 | +1.25 |
体脂肪率(%) | 29.6 | 30.2 | +0.6 |
骨格筋率(%) | 29.3 | 28.7 | -0.6 |
内臓脂肪レベル | 16 | 16 | 0 |
基礎代謝(kcal) | 1667 | 1680 | +3 |
体年齢(歳) | 59 | 60 | +1 |
BMI | 27.7 | 28.1 | +0.4 |
結果の考察
体重や体脂肪率が増えて骨格筋率が少なくなっているので、期待通りの結果にはならず残念でした。
夫は炭水化物が好きなので、食事も糖質多めになりがちです。
そして運動もしないため、ダイエットの要素は全くない生活をしていますから、こういう結果も仕方ないのかもしれません。
食べている期間中に何か変わった事があったかを聞いてみましたが、トイレの回数やお腹の調子について、特に変化を感じることはなかったそうですが、逆に副作用のように便秘になる事もなかったとのことなので、そういった意味では安心して摂取する事ができそうです。
便秘解消を謳っている商品の中には、逆に便秘になってしまったという口コミが時々見られますが、夫は毎日スッキリを実感できていたようです。
「愛しとーと 快調宣言」のまとめ
今回、10日間という短い間でしたが、期待していた体重減少には至りませんでした。
しかし、口コミでも評価が分かれている通り、効果があるかどうかは人それぞれのようです。
もう少し長い期間を続ければ効果が現れたかもしれません。
1カ月10000円をかけるのはコスパが悪いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、便秘でお悩みの方や、食物繊維不足を感じている方、油っこい食事が多いという方は、まずは1箱から試してみても良いかもしれませんね。
早い方は1箱目で効果を実感されているようなので、そこで効果があれば継続を決められると良いと思います。
コメントを残す