明治プロビオヨーグルトLG21「ピロリ菌の抑制に効果があり?!」

これまで、明治プロビオヨーグルトシリーズのうち、「PA-3」「R-1」について取り上げてきましたが、今回は「LG21シリーズ」について書いてみたいと思います。

≪PA-3の記事はこちら↓≫

≪R-1の記事はこちら↓≫

「LG21シリーズ」は、プロビオシリーズの中で一番歴史のある商品です。

2000年の販売開始以来のロングセラー商品となっていますので、その効果を実感している人が多い証拠とも言えますね。

最初は固形(ヨーグルト)タイプの1種類でしたが、今では、固形タイプ4種類、ドリンクタイプの2種類、計6種類のラインナップがそろっています。

まず、固形タイプは以下の4種類です。
写真左から「プレーン」「低脂肪」「砂糖0ゼロ」「アロエ」
明治プロビオヨーグルトLG21

ドリンクタイプは2種類で、写真左から「プレーン」「低糖・低カロリー」
明治プロビオヨーグルトLG21 ドリンク

今回は、この「LG21」の効果と口コミ、そして全種類を実際に試した感想をまとめてみたいと思います。

LG21に期待できる効果とは?

さて、人気商品のLG21ですが、一体どのような効果が期待できるのでしょうか?

LG21の由来

LG21と言えば「リスクとたたかう乳酸菌」というキャッチフレーズが目を引くパッケージの明治のヨーグルト商品というイメージがありますが、実際は以下の3社が協力して見つけ出された乳酸菌なのだそうです。

●東海大学医学部感染症学部門の古賀教授
●わかもと製薬
●明治乳業

LG21という商品名で親しまれていますが、正式名称は「Lactobacillus Gasseri OLL2716株」で、頭文字のLとG、菌株ナンバーから21世紀の飛躍を込めて2と1をとり、LG21と命名されたそうです。

LG21乳酸菌は胃で生き残る力が強い

乳酸菌は胃酸などに弱い性質があるので、腸に届く前にほとんどが死滅してしまうそうですが、LG21は乳酸菌の中でも胃酸に強い性質があるため、生きたまま腸に届いて働いてくれるようです。

ピロリ菌に効果がある

R-1ヨーグルトはインフルエンザに効果があると言われていますが、LG21ヨーグルトは、ピロリ菌の抑制に効果があるとして知られています。

ピロリ菌とは?

ピロリ菌は胃の粘膜に生息する細菌の一種です。

胃の中には食べ物の消化を助けたり、食べ物の腐敗を防ぐために胃液が分泌されていて、その胃液には強い酸(胃酸)が含まれているため、通常の菌は生きる事ができないと考えられていましたが、ピロリ菌は生息する事ができます。

それは、ピロリ菌が「ウレアーゼ」という酵素をだして、胃の中の尿素を分解してアンモニアを作りだしているからです。
アンモニアはアルカリ性なので、ピロリ菌のまわりの胃酸が中和されます。

このアンモニアのバリアに守られることでピロリ菌は胃の中でも生息できるのです。

ピロリ菌は胃の壁にダメージを与え、十二指腸潰瘍や胃潰瘍などの胃の疾患を引き起こすきっかけを作ります。

また、1994年にWHO(世界保健機構)はピロリ菌を「発がん因子」と発表しました。

中高年はピロリ菌の保菌率がかなり高い

ピロリ菌は食べ物や飲み物から感染しやすく、上下水道の普及率が低かったり、衛生状態の悪いところでは菌が繁殖しやすく、感染する人も多いと言われています。

日本でも、戦後の衛生状態の悪い時代に生まれ育った人は高い感染率を示しており、日本人の50%以上がピロリ菌に感染しており、中でも50代以降では保持者の割合が70%以上になるとも言われています。

現代の日本では水から感染する事はほぼないと言ってよさそうですが、免疫機能が十分発達していない幼児期に、親から感染する事もあるようです。

感染しているからと言って必ずしも胃の疾患を引き起こす訳ではありませんが、胃の病気を発症する人はピロリ菌に感染している確率が高い事が分かっています。

ピロリ菌の除菌には抗生物質が一般的でしたが、LG21ヨーグルトにピロリ菌の抑制効果があると分かってから、このLG21を買い求める人が増えました。

なぜLG21はピロリ菌に効果があるのか?

ピロリ菌はLG21の乳酸に弱い

LG21は正式名称にもあるように、ラクトバシルス属に属している乳酸菌です。
ピロリ菌は胃酸には強いものの、このラクトバシルス属の乳酸菌には弱く、乳酸菌LG21が出す乳酸には特に弱いのだそうです。

LG21は胃の中に長く滞在してピロリ菌と戦う

LG21は胃の上皮細胞への接着力が優れているため、すぐには消化されません。
胃の中に滞在し続けるピロリ菌と同じように、LG21乳酸菌も胃の中に住み続ける事ができるため、ピロリ菌に対して他の乳酸菌とは違って長く対抗する事ができます。

LG21だけでピロリ菌の完全な除菌はできない

とても優秀なLG21乳酸菌ですが、LG21ヨーグルトの摂取だけでは完全にピロリ菌を除菌する事はできません。

完全な除菌を望まれる方は病院へ行かれた方が良いでしょう。

しかし、LG21のピロリ菌の抑制効果については実験で有効な結果がでていますので、手軽にできるピロリ菌対策の一つとしてライフスタイルに取り入れている人が多く、LG21ヨーグルトのロングセラーに繋がっているのではないでしょうか。

LG21の原材料と栄養成分

固形タイプとドリンクタイプについて、それぞれの原材料と栄養成分をみていきましょう。

固形(ヨーグルト)タイプの原材料と栄養成分

明治プロビオヨーグルトLG21栄養成分

明治プロビオヨーグルトLG栄養成分
カロリーや脂質の値をみると、「プレーン」が一番高く、「砂糖0ゼロ」が一番低くなっています。

R-1の記事の時にも少し説明をしましたが、「砂糖ゼロ」という表示は「糖質」が全く含まれていない訳ではありません。

人工甘味料や、乳製品にも糖質がありますので、それらの数値が糖質の部分に表示されています。
「砂糖ゼロ」というのは、ショ糖(砂糖)がゼロという意味でとらえて下さい。

ダイエット中の方には、カロリーも低く脂質も低い「砂糖0ゼロ」タイプが一番良さそうです。

ドリンクタイプの原材料と栄養成分

明治プロビオヨーグルトLG21栄養成分

明治プロビオヨーグルトLG栄養成分

「プレーン」に比べると「低糖・低カロリー」は糖類が約半分の7.8g、カロリーや炭水化物の値も大幅に低くなっています。

ダイエット中の方は「低糖・低カロリー」を選ばれる方が良いですね。

LG21ヨーグルトの口コミ・評判

次にLG21ヨーグルトの口コミや評判をみてみましょう。

LG21ヨーグルトシリーズの口コミ・評判
○味はしっかりしているけど癖は無く、あっという間に食べ切ってしまいます。ただ、甘みが若干強いようには思えるので、糖分が苦手という方は低脂肪バージョンのほうを購入されたほうがいいかもしれません。ドリンクタイプのほうも濃厚で美味しいですよ。
○コンビニなどで買って毎日飲んでます。おいしくて、お腹の調子が良くなりました。でもアマゾンで買うと1本あたり148円って高いですね。コンビニだと135円で買えますよ。
○とても飲みやすく、すっきりとした味わいで美味しかったです。
○昨年の健康診断でピロリ菌が陽性だったので、これを1年間飲み続けました。今年の健康診断の結果が昨日到着しまして、何と、ピロリ菌が陰性になりました。半信半疑でしたが、効きましたね〜。感謝しています。このドリンクは美味しくて効果があって、凄いですよ。
○味は美味しいです。めちゃおいしい。
○父の日にと思い、まとめて購入したのですが、賞味期限が短く1日2本飲んだとしても飲みきれなく、家族みんなで飲む分には良いかと思いますが、一人では飲みきれないですね
○今は毎朝飲んでいます。おかげで便秘もなおり体調も良くなりました。
○健康的で低脂肪でしかも美味しくて大満足です。

R-1に比べると口コミの数が少ないようにも感じましたが、ほとんど好意的な口コミでした。
味が美味しく、すっきりしているなど、味についての評価は高いですね。

また、ピロリ菌に効果があったという口コミや、便秘解消になったという口コミもありました。

値段については、私は全て135円(税込)で購入しましたが、アマゾンや楽天では、同じような価格のお店もあれば、140円と少し割高のお店もあるようです。

ネットは大量注文できて運ぶ手間がないというメリットはあるものの、このようなヨーグルト商品は賞味期限が短いため、消費しきれないという問題があります。

大人数で消費する場合には大量購入しても大丈夫でしょうが、少ない人数の場合には、ネットとの価格差がそれほどないのであれば、近くのお店で少しずつ購入する方が賞味期限を気にせずにすみそうですね。

実際にLG21ヨーグルトを試飲・試食してみました

全部で6種類あるLG21ヨーグルトシリーズを全て試してみました。

固形タイプを試した感想

明治プロビオヨーグルトLG21

アロエ以外の3種類はしっかりした固さがあります。

アロエはフルーツヨーグルト特有のとろとろ感があり、アロエの果肉が見えます。

明治プロビオヨーグルトLG21

味は「プレーン」が一番甘く、「アロエ」も果汁の甘さでしょうか?食べやすく感じました。

「低脂肪」と「砂糖0ゼロ」タイプはR-1の時と同じく甘さがかなり抑えられているように感じました。

甘さが控え目でも大丈夫な私と違って、子どもたちは甘さがないせいか、この2種類についてはそのままでは食べるのを敬遠していました。
この点はR-1シリーズのヨーグルトと同じですね。

甘さがないタイプのヨーグルトについて、子どもはジャムや青汁を混ぜるなどしてアレンジして食べていました。

明治プロビオヨーグルトLG21

ダイエット中の方には何も混ぜずにそのまま食べたほうが良いと思いますが、青汁は体の良い成分も多く含まれていてダイエット効果も期待できそうなので、組み合わせても良さそうですね。

ドリンクタイプを試した感想

次にドリンクタイプを飲んでみました。

明治プロビオヨーグルトLG21

R-1の事が頭にありましたので、栄養成分表示の通り「プレーン」は甘いだろうと思っていましたが、予想通り私にとってはかなり甘いと感じるものでした。

「低糖・低カロリー」の方もかなり糖類をカットしているはずですが、甘味料のせいなのでしょうか、こちらも「プレーン」ほどではないものの、しっかり甘さを感じましたし、子ども達もごくごく飲んでいました。

明治プロビオヨーグルトLG21

R-1の時にもそうでしたが、ドリンクタイプは飲みやすくしているように感じました。

ダイエット中は「低糖・低カロリー」「砂糖0ゼロ」がおすすめ

固形タイプもヨーグルトタイプも、「プレーン」はかなり甘めです。

ダイエット目的ではなく、食べやすさを目的として作られているため、しっかりとした甘さがついているのだと思いますが、ダイエット中の方が摂取すると、腸内環境は整えられても、カロリー摂取過多になってしまうでしょう。

カロリーや糖分を抑えたい方は、ドリンクタイプでしたら「低糖・低カロリー」を、固形タイプでしたら「砂糖0ゼロ」を選ばれると良いと思います。

目的・用途に合ったヨーグルトの選択をしよう

明治プロビオヨーグルトLG21

ヨーグルトとひと口に言っても、使われている菌によってその効果は異なりますし、同じ乳酸菌でも得意分野は異なっています。

今回取り上げてきた明治プロビオヨーグルトシリーズも、それぞれのシリーズで期待される効果は違っていました。

  • 痛風には「PA-3」
  • 免疫力アップには「R-1」
  • ピロリ菌には「LG21」

薬ではありませんので、ヨーグルトを飲んだり食べたりするだけで病気を完全に防ぐことはできません。
しかし、薬と違って副作用はありませんので、予防の1つの手段として手軽に生活に取り入れることはできますね。

ダイエット中の方は、どのシリーズもプロバイオティクス効果が期待でき腸内環境を整えるサポートをしてくれると思いますが、カロリーが高めの「プレーン」よりも、カロリーや糖分、脂肪分をカットした商品を選ばれる方が良いでしょう。

自分の目的に合った商品を選んで、健康的にダイエットして、理想の体に少しでも近づきたいですね。

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