爽健美茶と言えば、「ドクダミ、ハブ茶、プ~ア~ル~♪」のCMが印象に残っている方も多いと思いますが、ブランド茶の中でも長年渡って人気のある商品ですね。
そんな爽健美茶から機能性表示食品のマークがついた新商品が発売されたので早速チェックしてみようと思います。
「体についた脂肪を減らす」という言葉はダイエット中の方が思わず手に取りたくなるキャッチコピーですね。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」がどのようにして体についた脂肪を減らしてくれるのか、その効果、口コミ、実際に飲んだ感想をまとめました。
目次
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の原材料と栄養成分
まず、「爽健美茶 健康素材の麦茶」がどのような材料から作られ、気になるカロリーなどはどうなっているのかをみていきましょう。
普通の「爽健美茶」とどのような点が違うのかも気になる所なので、2つの商品を比較しながらみていきたいと思います。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の原材料
下に書き出します。
爽健美茶と言うと、様々な素材がブレンドされているイメージでしたが、麦茶という商品名だけあってシンプルでした。
普通の爽健美茶の原材料はこちらです。
今回この生地を書くにあたって久しぶりに爽健美茶を手にとったのですが、いつの間にか「カフェインゼロ」タイプになっていました。
「爽健美茶 カフェインゼロ」
「健康素材の麦茶」に比べると多くの素材がブレンドされていますね。
しかし、「ローズヒップエキス末」というが含まれていませんので、これが「健康素材の麦茶」の特別な素材ということが分かります。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の栄養成分
次に栄養成分を比べてみたいと思います。
まずは「健康素材の麦茶」です。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の栄養成分
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g
食塩相当量:0.1g
機能性関与成分:ローズヒップ由来ティリロサイド
カフェイン:0mg
次に「カフェインゼロ」タイプです。
「爽健美茶 カフェインゼロ」
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g
食塩相当量:0.2g
カフェイン:0mg
お茶ですから、カロリーもなく、脂質や炭水化物なども0gなのは当然と言えば当然かもしれませんが、やはり、余分なものを摂取せずに済むのは有難いと思います。
「体についた脂肪を減らす」仕組み
パッケージの正面に書かれた「体についた脂肪を減らす」というキャッチコピーは、お腹周り、腰回りの脂肪が気になるというダイエット中の方なら興味を引かれますよね。
トクホや機能性表示食品に表示されている言葉として、主に「食事からの脂肪の吸収を抑える」とか「体についた脂肪を減らす」などの表示をよく目にします。
今までいくつかの商品を紹介する中で、「食事からの脂肪の吸収を抑える」という商品の多くには難消化性デキストリンという成分が含まれていて、食事と一緒に摂取する事で、脂肪の吸収を抑制してくれる効果がある事が分かりました。
今回の「爽健美茶 健康素材の麦茶」は食事からではなく、もともと体についている脂肪を減少させてくれるタイプのようです。
では、どのようにしてその働きをするのか調べてみたいと思います。
脂肪を減らす仕組みは「ローズヒップ由来ティリロサイド」にあった
機能性表示食品には必ず「届出表示」という表示があり、その商品を摂取することでどのような効果があるのかが書かれて言います。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」にももちろん届出表示があります。
見えにくいと思いますので下に書き出します。
↓
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の「体についた脂肪を減らす」効果は、この「ローズヒップ由来のティリロサイド」という成分にありそうです。
ローズヒップ由来ティリロサイドとは?
ティリロサイドとは、ローズヒップの種子に含まれているポリフェノールの一種だそうです。
そして、ティリロサイドには以下のような効果が期待できると言われています。
- 脂肪燃焼効果
- 肝臓の中性脂肪の量を抑える働き
- インシュリンに作用し血糖値の抑制を行う作用
脂肪燃焼を促進することで、体についた脂肪を減らしてくれるという訳ですね。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の商品ページには、「ローズヒップ由来のティリロサイド」の脂肪減少効果の実験結果が掲載されています。
これを見ると、ローズヒップ由来のティリロサイドを含む食品を摂取した人は、摂取していない人に比べて、腹部全脂肪面積が18.5c㎡減少している事が分かります。
18.5c㎡という数字だけだとピンとこないかもしれませんが、だいたい4~4.5cm四方ぐらいの大きさです。
皆さんがお持ちの免許証やクレジットカードなどのカード類の面積がおよそ45c㎡ですから、その半分より少し小さいぐらいと考えるとイメージしやすいかもしれません。
以前、同じように脂肪の減少に効果があると言われるサントリーの「伊右衛門 特茶」というトクホ商品を紹介しました。
その時の腹部脂肪面積の変化は、12週目で平均-10.3c㎡でしたから、「爽健美茶 健康素材の麦茶」の方が少しですが減少面積は大きいですね。
ローズヒップ由来のティリロサイドを配合した飲料
ローズヒップ由来のティリロサイドという成分名を私は初めて知りましたが、実は同じくコカ・コーラ社が発売している「からだめぐり茶 Advance」という商品にも使われていて、こちらの方が先に販売されていました。
「からだめぐり茶 Advance」は機能性表示食品の飲料として初めてローズヒップ由来のティリロサイドを配合した商品だそうです。
どちらもブレンド茶で、配合されている材料が異なりますが、大きな違いとしてカフェインの有無があります。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」はカフェインゼロですが、「からだめぐり茶Advance」にはカフェインが含まれています。
妊娠中、授乳中の方や、カフェイン摂取を控えている方がどちらか選ばれるのでしたら「爽健美茶 健康素材の麦茶」の方がよいですね。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」の口コミ・評判
次に「爽健美茶 健康素材の麦茶」を実際に飲まれた方たちのレビューを集めようと思いましたが、まだ発売されて1か月程なので口コミ数は少なかったです。

私がコンビニで購入した時は600mlで税込157円でしたが、アマゾンや楽天で24本入りなどのケース買いをしても同じくらいの価格で販売されています。
以前紹介したサントリーの「伊右衛門 特茶」は500mlで184円でしたから、「爽健美茶 健康素材の麦茶」の方が量が多くて少し価格が安いですね。
「爽健美茶 健康素材の麦茶」と「爽健美茶 カフェインゼロ」の飲み比べ
「爽健美茶 健康素材の麦茶」だけを飲むのではなく、何か比較するものがあった方が違いや特徴が分かりやすいと思いましたので、「爽健美茶 カフェインゼロ」と飲み比べてみました。
左:健康素材の麦茶
右:カフェインゼロ
色は、「健康素材の麦茶」の方が濃い色をしています。
光の加減ではなく、実際に見比べてそう感じました。
そして、香りが違います。
「健康素材の麦茶」は麦茶だけあって、麦の香りが強く感じますが、「カフェインゼロ」の方は12種類もの自然素材がブレンドしてあるだけあって麦の香りはほとんどしません。
味も香りと同じで、「健康素材の麦茶」の方は、普段よく飲む麦茶に似た味がします。
似た味というのは、麦茶ほどの香りや味の濃さを感じないためです。
玄米やナンバンキビ、ローズヒップエキス末など、種類は少ないものの他の素材も含まれていますので、ブレンド茶のような風味を感じます。
それに比べて「カフェインゼロ」の方は、麦茶の感じは全くなく、体に良さそうな健康ブレンド茶そのものという感じです。
久しぶりに爽健美茶を飲みましたが、カフェインゼロになっても以前と風味は変わっていないようです。
「カフェインゼロ」を飲んでから、「健康素材の麦茶」を飲むと、麦の香ばしい風味がより際立って感じました。
どちらが美味しいか、好みであるかは人それぞれだと思いますが、私は普段から麦茶やほうじ茶など、ブレンドではないお茶を飲んでいるので、「健康素材の麦茶」の方が飲みやすいと感じました。
ダイエット中の方は「健康素材の麦茶」を選ばれる方が多いと思われますが、「カフェインゼロ」の方もゼロカロリーで太る要素はありませんので、たまに気分転換に気軽に飲む事ができますね。
まとめ
トクホや機能性表示食品は種類を増やしていますが、これまでは「難消化性デキストリン」という成分を使った製品が多かったように思います。
しかし、今回この「爽健美茶 健康素材の麦茶」について色々と調べていると、コカ・コーラ社がこのローズヒップ由来のティリロサイドという成分に着目して、他のトクホ・機能性表示食品飲料とは差別化を図っているような印象を受けました。
これからもこのような商品は増えてくると思いますが、例えば「爽健美茶 健康素材の麦茶」だけを飲んでいれば好きなものは好きなだけ食べてよいという訳ではない事は、ほとんどの方が理解し始めている事だと思います。
あくまでこれは飲み物としての1つの選択肢であり、やはり食事は栄養バランスを考えて摂取し、また適度な運動を取り入れることが理想の体重、体型への近道になると思います。
今はこういったダイエットのサポートになる飲み物が多く販売されていますので、気分によって、日によって飲み分けて楽しんでみるのもよいですね。
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